アル・フテイム・オートモーティブは、トヨタ&レクサス UAE の新マネージング・ディレクターにジャック・ブレント氏が就任したことを発表した。ジャック・ブレント氏は、UAEで最も人気のある2つのベストセラー自動車ブランドの指揮を執る。その使命として、様々な分野で事業を推進し、販売とアフターセールスにおける顧客満足度、ロイヤルティ、定着率を計画的に向上させ、グリーンモビリティ目標を推進し、将来性のあるソリューションにより、アル・フテイム・オートモーティブの顧客にシームレスなオムニチャネルサービス体験を実現することを掲げている。

約30年にわたる自動車業界での輝かしいキャリアにおいて、ジャック氏はフォード社でマーケティング、財務、販売、経営管理などの上級職を務める一方、南アフリカ最大の独立系ディーラーグループであるハーフウェイ社の中古車部門の推進を統括し多様な経験をますます広げるなどして、専門知識を蓄積してきた。

南アフリカに移る前には、24年間フォードでキャリアを積み成功をおさめた。1995年にフォードの南アフリカ支社に入社し、ミシガン州ディアボーンのフォード本社でプロダクトマーケティング担当のグローバルディレクターへと登りつめた。この役職において、彼はフォードのマーケティングと商品開発活動の連携に責任を持ち、商品企画プロセスの改善、全世界のフォードおよびリンカーン製品の顧客の声を代弁し、価格戦略を主導した。

ブレント氏のアジア太平洋地域での最初の経験として、フォードモーター南アフリカのマーケティング・セールス・サービス担当副社長として成功した後、フォードの上海事務所に移り、アジア太平洋・アフリカ地域のエグゼクティブ・マーケティング・ディレクターに就任した。その後、フォード中東＆アフリカの社長として、ドバイに本社を置く新しく立ち上げられたビジネスユニットで、70の市場にわたる同社のオペレーションを指揮した。

キャリアの後半では、フォードの電気自動車への移行に深く関わり、この経験は、アル・フテイム・オートモーティブの持続可能なモビリティ戦略を支える上で極めて重要なものとなるだろう。

今回の就任についてジャック氏は、次のように語った。「グローバルな挑戦と大きなチャンスの時代に、UAEの自動車市場のリーダーであるアル・フテイム・オートモーティブ社に加わることができ、非常にうれしく思っています。業界がかつてないほどの混乱の時代に突入する中、アル・フテイム・オートモーティブ社とともに、UAEでは誰もが知っていて高い評価を得ているトヨタとレクサスのブランドをこの移行期に発展させることができるのは、非常にやりがいのある経験になると思います。お客様がアル・フテイムに期待する卓越したレベルのサービスを提供することによって、これらの課題に対処することを楽しみにしています」

また、モビリティの未来や、持続可能性に関するUAEの幅広いビジョンと事業の整合性について、ジャック氏は次のように述べた。「UAEの国家スマートモビリティと電動化の目標が進展しているスピードは、本当に素晴らしいものです。これは、自動車のコネクティビティと合わせて、この10年間で自動車業界にとって最大の破壊的変革となるでしょう。UAEでは、政府が2050年までにネットゼロエミッションを達成することを約束しており、私はトヨタとレクサスを指導して、今後数年間、グリーンモビリティと電動化に向けたUAEの指導者の取り組みを支援していきたいと考えています」