
日本に本社があるデジタル&テクノロジー・コンサルティングのグローバルリーダー企業であるモンスターラボは、リヤドに新オフィスを正式に設立したと発表した。「戦略」「経験」「技術」「データ」のサービスを提供することを通してデジタルトランスフォーメーションを加速するための取り組みの一環としている。
モンスターラボは、サウジアラビアのスマートプレイスやヘルスケアなどのエマージング分野の成長に影響を与えることを目指しており、既に同国内の広範な民間・公共部門の組織と協力している。
NEOMや公的投資基金(PIF)とのハイレベルプロジェクトもそれに含まれる。
リヤドのオフィスには約1500人の従業員が参加し、サウジアラビアにおける迅速なデジタル化や人材開発を支援する。
これは、デジタル技術や人々のスキルを向上させるためのサウジアラビアの戦略やコミットメントに沿ったものだ。
「サウジICT戦略2023」は、情報通信技術(ICT)部門のGDP寄与度を上げ、この部門のサウジ化のレベルや女性参加率を高め、ITやエマージング技術の導入を促進することを目指している。
サウジアラビアは、ビジョン2030や「スマート政府戦略」の目標実現のために人工知能(AI)を活用することも奨励している。
モンスターラボグループの鮄川宏樹CEOは次のように述べた。「リヤドに私たちの新オフィスを正式に設立することができ嬉しく思います。
これはサウジアラビアに対する継続的な投資やコミットメントの一環です。
サウジの人材や中東地域の人々を育て、新しく創出される役割の大半を担ってもらうことを計画しています。
お客様やパートナー様と協力してこの国の長期的目標を支援する革新的なプロジェクトに取り組むことで、サウジアラビアの主要部門のデジタル化を加速できるのを楽しみにしています」
モンスターラボは最近、サウジアラビアにおける投資へのコミットメントの一環として、パイオニアズ・コンサルティングの買収を発表した。
同社は、ファイサル・アラムロ氏、アブドゥラー・アルダキール氏、アフメド・アルゴフェイリー氏が創業しサウジアラビアで展開する、戦略の立案・実行におけるリーダー企業だ。
この事業買収により、パイオニアズは真のインパクトを持つコンサルティングソリューションを顧客に提供するという同社のビジョンをサポートするためにモンスターラボの世界レベルのデジタル能力を利用できるようになる。
ファイサル・アラムロ氏は次のようにコメントした。「リヤドにモンスターラボの新オフィスが設立されたことで、私たちは地域において拡大し、グローバルなリーチをさらに高め、GCCをはじめとする中東、さらにはアフリカや欧州に潜在的な新プロジェクトを誘致することができるでしょう。
また、サウジアラビアの戦略拠点を通して、ヘルスケア、ホスピタリティ、ファイナンス、テクノロジーなど幅広い分野においてイノベーションソリューションや戦略サービス能力を拡大できるでしょう」