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殺人未遂容疑で少年再逮捕＝７２歳男性を刃物で襲う―警視庁
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05 Feb 2022 07:02:24 GMT9
05 Feb 2022 07:02:24 GMT9
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東京都文京区弥生の東京大前で１月、大学入学共通テストを受けに来た高校生ら３人が刺された事件で、警視庁少年事件課は５日、近くにいた男性会社員（７２）への殺人未遂と銃刀法違反の疑いで、高校２年生の少年（１７）＝名古屋市＝を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
捜査関係者などによると、少年が事件前、名古屋市内で捨てたというスマートフォンを捜索し、解析したところ、昨年発生した凶悪事件などについて検索していたことも判明した。
再逮捕容疑は１月１５日午前８時半ごろ、東大農学部正門前の歩道で、男性の背中を包丁（刃渡り約１４センチ）で刺し、殺害しようとした疑い。
同課によると、男性は重傷を負い、緊急手術を受けたが、容体は安定しているという。
少年は事件直後、容疑を認め、「医者になりたくて東大を目指していたが、１年前から成績が上がらず自信をなくした。人を殺して自殺しようと思った」と供述していた。
中学校の卒業文集で勉強について「（中学で）一番長く経験したもの」と書いた少年は、愛知県内で有数の進学校に入学。襲撃時、自身の高校の偏差値を叫ぶなどしており、捜査関係者は「成績優秀であることに固執していた」と分析する。
和光大の高坂康雅教授（青年心理学）は「少年にとって、勉強が唯一の価値基準になっていたのだろう。中学までは優秀だった成績が高校に入って落ち込み、『東大はだめだ、死ぬしかない』という極論に至ったのではないか」と話している。
時事通信
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