
サウジ・ナショナル・バンク(SNB)と株式会社ジェーシービーは、電子決済サービス開発の継続的な取り組みの一環として、サウジアラビア全土の約306,351カ所の銀行POSと3,088カ所のATMでJCBカードを利用できるようにすることに合意した。
この合意は、SNBと、日本で唯一の国際決済ブランドである株式会社ジェーシービーの海外業務を行う子会社、株式会社ジェーシービー・インターナショナルとの間で締結された提携契約に基づくものである。
両社の声明によると、この提携により、「サウジアラビア国内のSNBのPOSとATMネットワークでJCBカードが利用できるようになり、中東市場で増加するカード会員にさらなる利便性を提供することになる」という。
今回の提携により、サウジアラビアを訪れるJCBカード会員が、より安心して金融サービスを利用できるようになる。
SNBのグローバル・トランザクション・バンキング部門長であるAhmed Bassam Abu Khamsin氏は、今回の提携について次のように語った。「サウジアラビアの大手銀行として、当社は常に重要な国際機関と戦略的パートナーシップを構築し、テクノロジーに対応し、サウジ・ビジョン2030の政策を支持し、お客様のニーズに応えることを目標としています。SNBは主要な銀行業務サービスプロバイダーであり、このような提携がJCBのサウジアラビア市場への進出につながるでしょう」
今回の提携について、株式会社ジェーシービー・インターナショナル代表取締役社長兼COOの金子佳喜氏は、次のように語った。「サウジアラビアは、当社のカード会員にとって最も重要な海外旅行先の1つです。サウジアラビアのビジョン2030の戦略展開、そして両国間の関係の発展に伴い、この度、地域最大の銀行の一つであるSNBと提携関係を結び、サウジアラビア国内でJCBカードがご利用いただけるようになりました。このパートナーシップは、当社のカード会員のビジネスや観光に関する要求に応えるものです」
SNBの銀行サービスは広く普及しており、全世界で1億5,050万枚以上のカードを発行している日本唯一の国際決済ブランド「JCBカード」に加え、国際決済カード、クレジットカードを幅広く利用することができる。