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クレディ・スイス、ロンドンでソフトバンクに対し4億4,000万ドルの賠償請求

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20 Apr 2023 03:04:29 GMT9
20 Apr 2023 03:04:29 GMT9
  • ソフトバンクは、この請求に対し強硬に対抗すると表明している

ロンドン:クレディ・スイスは、日本のソフトバンク・グループに対し4億4,000万ドルの請求をロンドンで行い、金融会社グリーンシル・キャピタルの破綻に伴う紛争で正式な手続きを進めている。

クレディ・スイスは、グリーンシルが2021年に破産申請したソフトバンクが支援する米国の建設グループ、カテラに融資した顧客資産を回収しようとしている。ソフトバンクはこの請求に精力的に対抗すると表明している。

グリーンシルの破綻は、相次ぐ不祥事と併せて、167年の伝統を誇るクレディ・スイスに対する信頼を失墜させた。3月に世界の銀行業界が混乱した際には、スイス政府は「金融の安定を確保し、スイス経済を守る」ため、ライバルであるUBSによる買収を画策した。

しかし、クレディ・スイスは、2年前に破綻した金融業者レックス・グリーンシル氏のサプライチェーン・ファイナンス会社関連の約100億ドルの顧客資産から未払い金を回収することにこだわっている。

2021年に米国で提出された裁判文書によると、クレディ・スイス側は、ソフトバンクが2020年のカテラの経営再建でクレディ・スイスの顧客資産が事実上回収不能となることを認識していたと主張している。

ソフトバンクの広報担当者は、クレディ・スイスが自社の不適切な投資判断を責任転嫁しようとしていると非難し、本件はまったく根拠がないとしている。

「クレディ・スイスは、引き続きサプライチェーン・ファイナンス・ファンドの投資家の資金回収を最大化することを優先していきます」と、クレディ・スイスの広報担当者はコメントした。

この文書は、今月上旬にロンドンの高等法院に提出された。

クレディ・スイスは現時点までに米国の金融機関であるシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻で生じた市場の混乱に巻き込まれた最大の企業である。

ロイター

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