
日本国債(JGB)は水曜、幅広く値を下げた。軟調な米国債が重しとなったのに加え、株価の上昇により安全資産としての魅力が薄れたことが材料となった。
指標となる10年物JGB先物は0.18ポイント下落して152.67となった。指標の10年物現物JGBの利回りは1.5ベーシスポイント(bp)上昇し、マイナス0.040%だった。
2年物JGBの利回りは1bp上がりマイナス0.145%、5年物利回りは1.5bp上昇のマイナス0.145%となった。
超長期物もそれらに続き、20年物利回りは1.5bp上がって0.265%、30年物利回りは2.5bp上昇の0.415%だった。
火曜、米国債の利回りは上昇し、ウォールストリートの株価は急伸した。株価の反発は、コロナウイルスの大流行に対する中国の措置を好感した投資家がリスク志向を強めたためである。
東京ではウォールストリートの値上がりと円安が投資家の投資意欲を盛り上げ、日経平均株価が後場の終わりにかけて1.1%上昇した。
ロイター