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TOPIXの終値は33年ぶりの高値に：半導体関連銘柄がNasdaqの上昇の流れ引き継ぐ
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16 May 2023 08:05:31 GMT9
16 May 2023 08:05:31 GMT9
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東証株価指数（TOPIX）は16日、33年ぶりの高値で取引を終えた。決算発表で強気の予測を出す企業が多かったうえ、前日のNasdaqに続いて半導体関連銘柄が上昇した。
東京証券取引所のTOPIXは前日比0.58％高の2127.18と、1990年8月以来の水準で終えた。
日経平均株価も続伸して前日比0.73％高の2万9842円99銭と、2021年11月以来の高値で取引を終えた。
「国内の投資家も外国人投資家も、全体的な見通しが明るいことから日本の株式を見直している。企業もPBR（株価純資産倍率）のような株式の指標の改善に努めている」と、岩井コスモ証券投資調査部長の有沢正一氏は述べた。
「それに加え、パンデミック後の再開需要で日本経済のファンダメンタルズは強い。日本政治も安定しており、日銀は超低金利政策を維持している」
アメリカでは半導体関連株が値を上げ、Nasdaqの相場を牽引。日本の値がさの半導体関連銘柄もその動きに追随した。
15日の米国株式市場では、S&P500やダウ平均が小幅高で取引を終えた。Nasdaqは0.66％高だった。
日本の株高を牽引したのは半導体製造装置のメーカーで、東京エレクトロンは前日比4.23％高、半導体検査装置メーカーのアドバンテストは同5.52％と大きく値を上げた。
リクルートホールディングスは23年3月期の決算で減益を発表したものの、株価は前日比3.46％高となり、やはりTOPIXの上昇に貢献した。
東証株価指数33業種で最も上昇率が高かったのは電気・ガス業で前日比1.46％高。医薬品メーカーは1.28％高だった。
楽天グループの株価は5.13％下落した。同社の株価は前日、携帯電話事業が原因の赤字決算が続いていることから、財務基盤を強化するため増資を行うとロイターが報じたのを受けて急落していた。
ロイター
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