30日、独ダイムラー・トラックとトヨタ自動車は、日本における両社のトラック部門の事業を統合するため、対等な立場での契約を結んだと発表した。
声明によると、覚書(MOU)に基づき、ダイムラー・トラック子会社の三菱ふそうトラック・バスとトヨタ自動車子会社の日野自動車の事業が持ち株会社の下に統合される予定だという。
新会社の株式は東京証券取引所プライム市場に上場される予定。
ダイムラー・トラックとトヨタ自動車は同社に株式を同割合で保有し、コネクティッドや自動運転などの分野での水素やその他の技術の開発で協力するという。
両社は2024年の第1四半期に最終合意に署名し、来年末までに取引を完了する予定だという。
昨年、2001年にトヨタの子会社となった日野自動車の不正問題を調査してきた特別調査委員会により同社が2003年に遡ってエンジンの排出ガスデータを改ざんしていたことが明らかになった。
4社のCEO(最高経営責任者)は午後4時半から都内で共同記者会見を開く。
ロイター