
東京:日本のヘルスケア企業オムロンは、心臓疾患の早期兆候を検出するために夜間血圧をモニタリングする必要性とその機能を推進している。
6月23日から26日までミラノで開催されている第32回欧州高血圧学会学術会議で、同社は心臓発作や脳卒中ゼロを目指す「Going for ZERO」ビジョンにおける最近の取り組みを紹介。個人による夜間の血圧監視を改善する必要があると述べ、会議では血圧計のコレクションを展示する予定。
これらには、ECG技術が組み込まれた上腕血圧計、夜間血圧を測定する手首夜間血圧計、一体型カフ付き血圧計が含まれる。 同社は、塞栓症の原因として知られる不整脈の一種である心房細動を引き起こす夜間高血圧の早期発見と介入のためには、自宅で睡眠中の血圧を測定することが重要だとしている。
オムロンによると、血圧は1日の中で変動しており、夜間の血圧測定値は通常昼間より10~20%低くなるという。調査によると、夜間の血圧が日中と同じままのグループの脳卒中死亡率は2.56倍であるのに対し、夜間に血圧が上昇しているグループの脳卒中死亡率は3.69倍であるという証拠が示されているという。