リヤド:サウジアラビアの石油・ガス担当次官ムハンマド・アブドゥルラフマン・アル・イブラヒム氏からなる代表団がバグダッドでイラク側と会談したことから、サウジアラビアの石油部門への投資はさらに加速すると予想されている。
サウジアラビアの石油会社関係者も次官に同行し、エネルギー部門、試掘現場、精製施設における投資機会をいくつか検討した。
国営通信によると、イラクのハヤン・アブドゥル・ガニ石油相はサウジ企業がエネルギー精製やインフラなどさまざまな分野に投資することを歓迎している。
イラク通信によると、イラクの石油省もサウジとの提携を歓迎し、両国間の協力は国内のエネルギー部門の発展に役立つと付け加えた。
ガニ石油相は「この会談は、ムハンマド・シア・アル・スダニ首相のサウジ訪問と二国間関係を発展させたいという両国の願望の延長として行われた」と述べた。
また、ガニ石油相は、両国は国民の共通の利益にかなう共同プロジェクトの実施を加速すべきだと付け加えた。
サウジアラビアとUAEは今月、イラクにおける国際貿易と投資の拡大に60億ドルを割り当てることを約束した。
この協力活動の一環として、イラク商工会議所連盟(FICC)は、イラク国内にサウジアラビアとUAEのビジネス協議会を設置することにも合意したと発表した。
当時、FICC会長のアブデル・ラザク・アル・ズハイリー氏は「UAEとサウジアラビアは、貿易と投資活動を含むイラクでの事業を支援するために、それぞれ30億ドルを預託した」と述べている。
6月、サウジ輸出促進庁は「メイド・イン・サウジ」 をテーマにイラクへの貿易ミッションを組織した。
この貿易ミッションには、建設資材、食品、包装を含むさまざまな分野から37社以上のサウジ企業と100社以上のイラク企業が参加した。
サウジアラビアも先月、イラクと10億ドル規模の商業プロジェクトをバグダッドに設立する契約を結んだ。バグダッド・アベニューと名付けられたこのプロジェクトは、イラク最大のショッピングモールとなる見込みで、コーヒーショップ、レストラン、商業オフィスなどが入る予定である。また、マンション4,000棟、別荘2,500棟が建設される。