
トヨタ自動車は15日、中国で拡大している新型肺炎の影響で操業再開時期を先送りしていた同国の四つの完成車工場について、17日に広東・吉林両省、18日に天津市の合わせて3拠点で稼働を再開することを決めた。
残る四川省での再稼働は24日以降となる見込みだ。
トヨタは、春節(旧正月)連休入りに伴い1月下旬に中国全工場の稼働を停止し、当初は2月初旬に再開する予定だった。しかし、新型肺炎が発生し猛威を振るい始めたため、地方政府の指示に従って、いったん今月10日以降に延期。
さらに、サプライチェーン(部品供給網)への影響を見極める必要もあるとして、当初から約2週間遅れの17日以降に再延期する事態となっていた。
広東省広州市、吉林省長春市、天津市の各完成車工場は17、18両日に再開するものの部分的にとどまり、本格稼働への復帰には一定の時間がかかりそうだ。
JIJI Press