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クラウド コンピューティング:目立たないが汎用性が高く高収益

16 Feb 2020
オンライン小売業界の巨人、アマゾンは世界のパブリック クラウド市場を30~50%支配している。(AFPファイル写真)
オンライン小売業界の巨人、アマゾンは世界のパブリック クラウド市場を30~50%支配している。(AFPファイル写真)
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Updated 16 Feb 2020
16 Feb 2020
  • 2020年はパブリック クラウド市場が2,660億ドルに達する模様
  • 最大手のアマゾン ウェブ サービス、世界のパブリック クラウド市場を30~50%支配

サンフランシスコ(カリフォルニア州)発:アマゾン、マイクロソフト、グーグルが四半期ごとに記録を塗り替え続け、クラウド コンピューティングは見えないところで日常生活の多くを支えるバックボーンとなっている。

人々の日常生活に占める割合がさらに増える可能性も非常に高い。

クラウド人気の高まりは、4Gブロードバンド テクノロジーやスマート フォンの人気と相互に結びついている。たとえば、ネットワークとサーバーのパワーを組み合わせることで、音楽鑑賞、動画視聴、リモート作業、ソーシャルメディア投稿、配車リクエストができ、スマート フォン上の地図を見ながらその車の到着をリアル タイムで確認できる。

企業、個人がクラウド ベースのストレージだけでなく、処理能力、インターネット サービス、ソフトウェアも購入できる。これらすべてを巨大なデータセンター内でまかない、手持ちのコンピューターやスマートフォンのリソースには負担をかけない。

今では膨大なデータと超高速応答の必要なビデオゲームのクラウド サービスまである。
他の用途と同じように「クラウド ゲーミング」では、利用者が高額で高速の旧型装置を必要としない。

ハイブリッドアプローチ
現在、大規模な企業、機関の大半は、独自の「プライベート」サーバーを使うか、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなどの企業の「パブリック」クライアントとなって、クラウドにアクセスしている。

これらの大手プロバイダーでは、シンプルなホスティングからすべてそろったオンライン サービスまでを提供しており、ユーザーはツールとソフトウェアを自由に取捨選択し、メンテナンスとセキュリティを保証するプログラムを利用できる。

そのためパブリック クラウドのユーザーは、節約しながらニーズの変化に対応し柔軟性を向上できる。

現に多くの企業が、パブリック クラウドの低コスト、優れたアウトプット、高い適応性とプライベート クラウドの快適なセキュリティを融合したハイブリッド アプローチを選んでいる。

TECHnalysis Researchの社長兼チーフアナリストであるボブ・オドネル氏は、「平均的な企業は、約3社のパブリック クラウド プロバイダーを利用している」と述べ、

データの世界で育った企業もあるが、「ゆっくりと慎重に動いている企業が多く、対応を始めたばかりの企業も多いことを忘れないようにしよう」と補足した。

ガートナー コンサルティングの予測によると、パブリック クラウド市場は2020年に2019年より17%成長し、2,660億ドルに達する。
また市場調査会社IDC(インターナショナル データ コーポレーション)の予測では、2023年までに市場がほぼ倍増し5,000億ドル規模となる。

史上最大手
アマゾン ウェブ サービス(AWS)が2006年に創業し、オンライン業界の巨人は競合を大きくリードした。アナリストたちによると、最大手のアマゾン ウェブ サービスは現在、世界のパブリッククラウド市場の30~50%を支配している。

AWSの2019年の収益は350億ドル、ユーザー企業は世界に数百万社もある。
昨年は不利な状況にも追い込まれた。米国防総省が10月、市場ナンバー ツーのマイクロソフトに100億ドル相当の超大口契約を与えた。

ドナルド・トランプ米大統領とアマゾンを率いるジェフ・ベゾス氏の確執を背景に、同社はマイクロソフトの契約を阻もうとして訴訟手続きを進めている。

連邦裁判所は木曜、国防総省に対し、審理中はマイクロソフトとの共同作業を一時停止するよう命じた。

しかもマイクロソフトは、自社のパブリック クラウドであるAzureの正確な業績数値を公開していないため、比較が困難となっている。とはいえ、同社のクラウド部門は毎四半期、マイクロソフトで最も好調な部門となっている。

Azureは市場の約1.5%のシェアを握っている。

次いでGoogle Cloudと中国のアリババがそれぞれ5~6%を占めている。
インターネット検索で米国トップのグーグルでは、クラウド重視がますます強まっている。ここからは、同社の非常に大規模なデータを分析する能力と、ユーザーがハイブリッド クラウドや複数のクラウドを利用し、プロバイダー間で簡単にデータを移行できることがよくわかる。
Google Cloudは2019年に90億ドルの収益をはじき出した(前年比53%増)。

‘Zero latency’
すべてのプロバイダーは、サイバーセキュリティを非常に強調している – 機密データをしっかり保護するという評判が、これらの企業の生き残りには不可欠である – が同時に、刻々と増え続けるデータの山をやすやすと分析し、最大活用する自動化された機械学習の能力がカギを握っている。

たとえば前述の国防総省の超大口契約は、米軍全体のコンピューター システムを一新し、人工知能の支援を受けながら管理することが目的だ。

広大なデータ センターは膨大な電力を消費してサーバーを冷却するため、この契約は環境コストの削減も目指しています。

その一方で5Gワイヤレス テクノロジーと自律走行車は、いわゆるエッジ コンピューティング -コンピューティングやストレージの能力をエンド ユーザーから比較的近い場所に配置し、応答時間を改善するなど- の開発に有利に作用する。

AWSはVerizon、マイクロソフトはAT&Tと組み、クラウド テクノロジーをユーザーがより身近に使えるようにする競争に加わった。

目標は、サーバーを経由せず、接続された無数のセンサー(家庭、工場、車両などにある)を介して収集されたデータをリアル タイムで処理することにある。
アナリストたちによると、このような「ゼロ レイテンシー」などの技術が、目を見張るような新しい可能性を拓くという。

AFP

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