
リヤド:サウジアラビアによる持続可能な未来への取り組みの一環として、サウジアラビアは2023年の国連気候変動会議(通称COP28)の期間中である12月4日に第3回サウジグリーンイニシアティブフォーラムの開催を予定している。
世界が環境保護の取り組みを進める中、COP28サミットは11月30日から12月12日までドバイのエキスポシティーで行われる。世界をよりグリーンな未来に導くための重要な会議となる。
公式発表によると、COP28のSGIフォーラムでは、著名人、ソートリーダー、および気候専門家が集まり、気候変動の課題に効果的に取り組むための知見と助言を共有する予定である。
「今年は世界的に取り組みを見直すべき年であり、SGIフォーラム2023は気候変動の課題に対する取り組みを前進させるための世界的なプラットフォームとして大きな役割を果たすだろう」と、SGIはプレスリリースで述べている。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズ・アール・サウード皇太子殿下が2021年に開始したSGIフォーラムは、初回がリヤドで行われ、その後の第2回はCOP27の際にエジプトで開催された。
SGIの取り組みの一環として、サウジアラビアは2030年までに国内各地で100億本の植樹を行い、国土と海域の30%を保護区に指定すると表明している。
さらに、サウジアラビアは2030年までに、年間2億7800万トンの炭素排出削減を目指している。
世界有数の石油生産国であるサウジアラビアは、中東地域全体で6億7,000万トンの二酸化炭素排出を削減して500億本の木を植える取り組みに注力するなど、中東全体のグリーンイニシアティブを推進している。
7月に公開された世界経済フォーラムの『エネルギー転換指数報告書』では、サウジアラビアのエネルギー転換指数の順位が2021年から24位上昇していた。
この報告書では、サウジアラビアが2021年の81位から2023年の57位に上昇したことを、中東地域内の特筆すべき事例として紹介されている。このランクの上昇は、経済の多様化と持続可能な発展を促進するための戦略であるサウジアラビアのビジョン2030と方向性を同じくするものだ。
さらに、WEFの報告書は、地域初のイニシアティブであるRegional Voluntary Carbon Market Co.の設立など、サウジアラビアの革新的なグリーンイニシアチブを称賛している。