
ドバイ:日本の農業協同組合、JAいちかわは10月13日〜16日まで、ドバイ各地のレストランで市川の梨を紹介した。
通常の西洋梨とは異なり、日本の梨はより大きく、丸みがあり、独特のシャリシャリ感を持ち、水分もたっぷりである。16世紀のアジアを起源とする梨は、食物繊維やビタミンCが豊富で、水分補給にも適しており、甘い料理にも塩味の料理にも合う。
梨はアジアではとても人気があるが、中東地域ではほとんど知られていない。
千葉県を拠点とするJAいちかわは、高品質の梨を収穫する地域最大の団体商標である。
JAいちかわの今野博之組合長は、このおいしい梨を紹介するため、Itadaku、Netsu、Kobeyaなどのドバイ各地のレストランを訪問した。市川市・浦安市選出の日本最年少の女性国会議員である英利アルフィヤ氏、JA鹿児島きもつきの下小野田寛組合長も同行した。
今野組合長がアラブ首長国連邦を訪問するのは3年ぶりだが、JAいちかわは過去10年間、ドバイ、アブダビ、カタールで開催された複数のイベントに参加し、梨をアピールしてきた。
同組合長は、梨は通常高価なため、高級フルーツボックスの贈り物として取り入れられるのが狙いだと表明した。
今野組合長は、サウジアラビアに進出する前にアラブ首長国連邦で存在感を確立したいと考えている。サウジアラビアの市場がパンデミック以降いかに成長しているかを両組合長は認識しており、「可能性がある」と今野組合長は述べた。
今野組合長と下小野田組合長は、本格的な日本のプロダクトに興味と敬意を示す現地の人々に励まされると感じており、今後もGCC地域に頻繁に戻ってくるつもりだと述べた。今野組合長は、梨を試食したプロのシェフを始め、人々からとても好意的なフィードバックを得たと話した。
英利アルフィヤ議員は、組合長らのドバイへの旅に同行できたことを誇りに思うと語った。「ドバイを訪れることができ、とても光栄に思います。アラブ文化と日本文化の核心は食です。私たちの梨を通じてつながることができるのは大きな喜びです」と同議員は述べた。
JAいちかわの梨は現在アラブ首長国連邦では一般販売されていないが、10年前にはアブダビで梨5個入りの箱が1,000ディルハム(約40,740円)で売れたという。