アミン・アッバス

アブダビ： 10日間に渡り開催されたアブダビ世界プロ柔術選手権（ADWPJJC）は、11月10日にムバダラ・アリーナで行われたエキサイティングな最終日で幕を閉じた。

アブダビ皇太子府のシェイク・カリーファ・ビン・タヌーン議長は、黒帯の男子選手と茶帯・黒帯の女子選手が一堂に会したプロ部門の最終日に、世界柔術の中心地で真にグローバルなスペクタクルを繰り広げた優勝者に栄冠を授けた。

イベントにはブラジル、アメリカ、アラブ首長国連邦、イギリス、ポルトガル、ブルガリア、ロシア、フィリピンの8カ国から24名の選手が参加し、12試合が行われた。

男子の黒帯部門には14名、女子の茶帯・黒帯部門には10名の選手が出場した。

この日の試合は、男子黒帯56kg級決勝でアラブ首長国連邦のZayed Al Khateeri選手とブラジルのYuri Hendrex選手の迫力のある対戦で幕を開け、Hendrex選手が3-1で勝利を収めた。

「この結果をとても嬉しく思います。私の目標はこの階級のチャンピオンの座を守ることでしたが、柔術の本質には勝ち負けがあります。このスポーツで最も手強い相手の一人との対戦に満足しています」とAl Khateeri選手は語った。

さらに、Khaled Alshehi選手は、男子黒帯62kg級決勝でブラジルのMeyram Maquine Alves選手と対戦し、同階級のデビュー戦にして初のADWPJJC黒帯銀メダルを獲得した。

「この大会で初めて黒帯の決勝に進出できたのは素晴らしい経験でした。アラブ首長国連邦の国旗を掲げて表彰台に立てたことを誇りに思います。これが歴史的な瞬間であることは間違いなく、この大会での教訓を活かし、次回の大会に向けて準備を始めます」とAlshehi選手は語った。

女子茶帯・黒帯49kg級決勝ではMayssa Bastos選手が金メダルを獲得した。その他の試合では、Anna Rodrigues選手（55kg級）、Julia Alves選手（62kg級）、Pedro Ramalho選手（77kg級）が勝利を収めた。男子茶帯・黒帯85kg級決勝ではBruno Lima選手（ポルトガル）、女子茶帯・黒帯70kg級決勝ではIngridd Alves選手がそれぞれ金メダルを獲得した。

Raimundo Diego Sodré選手（69kg級）、Gabrieli Pessanha選手（95kg級）、Fellipe Andrew選手（94kg級）も茶帯・黒帯の各部門で金メダルを獲得した。そしてクライマックスの男子茶帯・黒帯120kg級決勝ではFelipe Bezerra選手が鮮やかな勝利を収め、激戦を締めくくった。

アラブ首長国連邦の選手たちは、プロ部門で金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル2個を含む合計8個のメダルを獲得した。

大会にはアラブ首長国連邦柔術連盟のアブドルムネン・アル・ハシミ会長も出席し、アラブ首長国連邦大統領のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下のスポーツと選手に対する限りない支援に心から感謝するとともに、アラブ首長国連邦のクラブや家族のスポーツに対する信念と子供たちへの揺るぎない支援に感謝の意を表した。

「世界柔術の中心地として知られるアブダビは、世界の注目を集めるサクセスストーリーを見事に創造しました。アブダビ世界プロ柔術選手権は、新たな高みへと導く国際イベント開催地としてのアラブ首長国連邦の地位を確固たるものにすることに貢献しています」と同会長は述べた。

「本日、我々はアラブ首長国連邦の優勝者の新たなマイルストーンを記念し、大陸と国際的なプラットフォーム両方における彼らの卓越した実績をさらに高めました」と同会長は付け加えた。

さらに最終日には、アラブ首長国連邦柔術連盟副会長兼選手権大会組織委員会委員長のムハンマド・サレム・アル・ダヘリ氏、アラブ首長国連邦柔術連盟会長のムハンマド・ビン・ダルモウク准将、アラブ首長国連邦・アジア柔術連盟事務局長のファハド・アリ・アル・シャムシ氏、参加クラブやアカデミーの関係者や代表者、アラブ首長国連邦柔術連盟の戦略的パートナーの代表者らも出席した。