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糖尿病患者は新型コロナの脅威に対しリスクが高い

糖尿病患者およびその他の既存の症状のある人たちは、新型コロナウイルスに対して特に脆弱であることが示されている。(Shutterstock)
糖尿病患者およびその他の既存の症状のある人たちは、新型コロナウイルスに対して特に脆弱であることが示されている。(Shutterstock)
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17 Mar 2020 07:03:41 GMT9
17 Mar 2020 07:03:41 GMT9

Khaldon Azhari

日本や世界中の多くの人々が新型コロナウイルスの感染拡大を心配しているが、特定の集団の人たちにはさらなる懸念がある。糖尿病患者やその他の既存の症状のある患者は、当ウイルスに対して特に脆弱であることが示されているのだ。

世界保健機関によると新型コロナウイルスによる死亡率は約3.8%であるが、中国のデータによると、糖尿病患者の当ウイルスによる死亡率が約9.2%と特に高い。また、厚生労働省によると、1型、2型ともに重症化するリスクが高い。

大阪に住むタキヤカオリさんがMBSニュースに語ったことによると、1型糖尿病を患う夫のカズユキさんがパチンコ店での仕事に頼りながら家族を養っていることをとても心配している。

カズユキさんはアルコール消毒剤を使ってるが、大勢の人と接する仕事をするのは本人も家族も本当に恐怖である。同じく1型糖尿病のカオリさんは、月1回の採血のために電車で病院に行くだけでも、感染の可能性があるため非常に怖いと述べ、また全員がマスクをしているわけではないことを指摘した。

糖尿病患者の新型コロナウイルスに対するリスクが高まる理由の1つは、第一に臓器と血管が弱っているためだ。もう1つの理由は、感染によって血糖値のコントロールがますます難しくなることだ。

中国で収集されたデータによると、糖尿病患者は心臓病患者に次いで新型コロナウイルスによる死亡率が高く、その死亡率は約13.2%だった。さらに、高血圧患者の死亡率は約8.4%だった。

既存の病気を持った人は感染を防ぐために最善を尽くすしかないが、治療法が早急に開発され、もっと多くの人が救われることを望んでいるとカオリさんは語る。

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