
競泳男子背泳ぎで長年活躍し、2012年ロンドン五輪でメダル3個を獲得した入江陵介(34)=イトマン東進=が3日、東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。目に涙を浮かべ、「長く競技生活を送ることができ、心から幸せだった」と話した。
近年はけがなどが影響して不調で、五輪5大会連続出場を懸けた3月のパリ五輪代表選考会では落選した。現役は当初から今年限りと決めていたといい、「パリの地で引退したかったが、大好きな水泳をここまで続けることができたことは本当によかった」と述べた。
大阪府出身。きれいなフォームを持ち味に、16歳の06年から日本代表として活躍。ロンドン五輪では200メートル背泳ぎと400メートルメドレーリレーで2位、100メートル背泳ぎで3位に入った。100メートルと200メートルの日本記録を持つ。
JIJI Press