
リヤド:アラブニュースの姉妹紙であるスポーツ紙『アリーヤディヤ』によると、サウジアラビアのサッカー界にとって重要な動きとして、中国が8月14日から17日までサウジアラビア・スーパーカップ2025大会を開催することが決まった。
報道によれば、中国に開催権を与える決定は、特にUAEやカタールなどの競合国との激しい競争の末に下されたという。ドーハとアブダビからの強力な入札にもかかわらず、中国の提案が最有力候補に浮上した。さらに、サウジアラビアの関係者は、大会を湾岸地域から離れた場所に移し、より幅広い世界中の観客を巻き込み、サウジアラビアのサッカーを普及させることを目指している。
中国が招致に乗り出した原動力のひとつは、サウジアラビアのチームに国際的に有名なサッカースターが在籍し、広く人気を集めていることだ。アル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウド、アル・ヒラルのネイマール・ジュニア、アル・イティハドのカリム・ベンゼマ、アル・アハリのキャプテンであるフィルミーノといった一流選手は、大会に大きな魅力を与えている。
アブダビで開催された前回大会では、アル・ヒラルがライバルのアル・ナスルを2-1のスコアで下した。
アル・ヒラルとアル・ナスルは、サウジアラビアのプロリーグ、通称ロシュン・サウジアラビアリーグでの成績によって、今度のスーパーカップへの出場権を獲得した。しかし、国王杯からの出場者と準優勝者はまだ決まっていない。
最近のロシュン・リーグでは、イエローチームのアル・ナスルがホストチームのアル・カリージを1ゴールで破り、スーパーカップへの出場権を獲得した。この勝利で勝ち点を71に伸ばし、2位の座を確固たるものにした。現在勝ち点52で3位、残り6試合となったアル・アハリには手が届かない。アル・アハリは完勝しても、アル・ナスルを追い越すことはできない。アル・ナスルは残りの試合で負ける可能性はあるものの、リードを保っている。
ブルーチームのアル・ヒラルも、リーグ戦を終えるにはまだ勝ち点7が必要だが、スーパーカップへの出場権は確保した。トーナメントの準決勝では、アル・ヒラルとアル・イティハド、アル・ナスルとアル・カリージが対戦する。
アル=カリージとアル=イテハドはともに決勝進出を争い、スーパーカップへの切望された2つの出場枠のうち1つを確保する機会を狙っている。
両チームが勝ち進めず、アル・ヒラルとアル・ナスルという首都のライバル対決からファイナリストが生まれた場合、スーパーカップの規定では、空いた出場枠はロシュンリーグの順位で3位と4位のチームに与えられる。
首都のチームのうち1チームだけがカップ戦決勝に進出した場合、王者または準優勝チームとして自動的にスーパーカップの出場権を獲得し、残りの1枠はリーグ3位のチームに与えられる。