横浜F・マリノスがアジアチャンピオンズリーグ決勝のセカンドレグで2-1のリードを守れるか、アルアインが逆転でタイトルを手にするかにかかわらず、土曜日にはアラブ首長国連邦でお祭り騒ぎになるだろう。
シェイク・ムハンマド・ビン・ザイード殿下ドはUAEの大統領であるだけでなく、オマーンとの国境近くに本拠地を置くアルアインのクラブ会長を1979年から務めている。
彼の副会長であるシェイク・マンスール・ビン・ザーイド殿下はマンチェスター・シティのオーナーであり、2014年に横浜の少数株主となった13クラブからなる世界的な企業、シティ・フットボール・グループの創設メンバーである。
日本チームが優勝すれば、2025年のFIFAクラブ・ワールドカップに出場することになる。2023年に欧州王者となり、7チームから32チームに拡大される同大会への出場権を獲得した英国のチームと対戦する可能性もある。
日本は開幕戦でリードしているとはいえ、アルアインを破るのは容易ではない。2003年のアジア王者は、2005年と2016年にも決勝に進出している。2度目の敗戦はまだ記憶に新しく、モチベーションになっている。
アルアインのDFハリド・アル・ハシェミはアジアサッカー連盟の公式サイトで、「だから誰もがこのトロフィーをとても欲しがっている。「国のみんなに幸せを与えられることを心から願っています」
元アルゼンチン代表のストライカー、エルナン・クレスポが監督を務めるアルアインは、5月11日に日産スタジアムで行われた試合で、モハメド・アルバロウシのゴールで先制したものの、終盤に上中旭と渡辺皓太の2ゴールで横浜にわずかにリードを許した。
「いいプレーをする相手に敗れたが、チャンスはあった」「ミラン、インテル、チェルシーを渡り歩いたFWは、「またホームでチャンスがある」といった。
ミラン、インテル、チェルシーで活躍したフォワードは、「僕らに必要なのは、危険なプレーをするために、前線のクオリティをもう少し上げることだ。何度かチャンスはあったが、十分ではなかった」
どちらのファイナリストも、アジアでの好調を国内での結果につなげることができていない。アルアインはリーグ戦で3位につけており、首位のアル・ワスルとは16ポイント差。横浜はJリーグで5回優勝しているが、現在の順位は13位。日本のチームはチャンピオンズリーグ決勝に進出したことがない。
ハリー・キューウェルは12月から指揮を執っており、リーズとリバプールの元ウインガーは、オーストラリア人の前任者であるアンジ・ポステコグルーとケビン・マスカットの2人が横浜で成し遂げたことの達成に近づいている。
「挑戦することを恐れたことはないし、チームがこの挑戦を恐れないようにするつもりだ。タダで与えられるものは何もない。このタイトルを手にしたいのなら、僕たちは苦しまなければならないんだ」
AP