

日本のキリンホールディングスは、日本人の塩分摂取量を減らすために、余分なナトリウムを加えることなく料理の塩味を引き立てるという電気スプーンを販売中だ。
明治大学の宮下保明教授が共同開発したこのスプーンは、プラスチックと金属でできている。スプーンから微弱な電界を舌のナトリウムイオン分子に流し、食べ物の塩味を強める効果がある。スプーンは充電式リチウム電池で動く。
同社はまだ200本のスプーンを約19,800円(127ドル)でオンライン販売しているだけだが、来年には世界展開する予定だ。
「微弱な電気の力で塩味とうま味を引き出す食器型の器具です」とキリンのウェブサイトには書かれている。「微弱な電気の力で塩味とうま味を引き出します。使用することで、料理のうまみを感じることができます」
BMC Public Healthが行った調査によると、日本人の平均塩分摂取量は約10グラムで、これは世界保健機関が推奨する量の2倍にあたる。
過剰摂取は脳卒中や高血圧など命に関わる病気を引き起こす可能性がある。