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日本の研究者が塩味を強調する電気箸を開発

キリンホールディングスが明治大学理工学部の宮下芳明教授と共同開発した、電気刺激波形を用いて食べ物の味を強調することができる箸を実演する同社社員。2022年4月15日、東京にて。写真は2022年4月15日撮影。(ロイター/Issei Kato)
キリンホールディングスが明治大学理工学部の宮下芳明教授と共同開発した、電気刺激波形を用いて食べ物の味を強調することができる箸を実演する同社社員。2022年4月15日、東京にて。写真は2022年4月15日撮影。(ロイター/Issei Kato)
キリンホールディングスが明治大学理工学部の宮下芳明教授と共同開発した、電気刺激波形を用いて食べ物の味を強化することができる箸を実演する同社社員。2022年4月15日、東京にて。写真は2022年4月15日撮影。(ロイター/Issei Kato)
キリンホールディングスが明治大学理工学部の宮下芳明教授と共同開発した、電気刺激波形を用いて食べ物の味を強化することができる箸を実演する同社社員。2022年4月15日、東京にて。写真は2022年4月15日撮影。(ロイター/Issei Kato)
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19 Apr 2022 09:04:35 GMT9
19 Apr 2022 09:04:35 GMT9

東京:日本の研究者たちが、塩味を強調するコンピューター制御の箸を開発した。食事でナトリウムを減らす必要がある人々の助けになる可能性がある。

明治大学の宮下芳明教授と飲料メーカーのキリンホールディングス株式会社が共同開発したこの箸は、電気刺激とリストバンドに装着されたミニコンピュータを用いて味覚を強化する。

宮下教授によれば、この装置は微弱な電流を使い、食べ物から箸を経由してナトリウムイオンを口に伝え、塩味を感じさせるという。

「その結果、塩味が1.5倍に強調されます」と、同教授は言う。

宮下教授の研究室では、テクノロジーが人間の感覚的な体験と相互作用し、その体験を刺激することができるさまざまな方法を模索してきた。宮下教授はまた、さまざまな食べ物の風味を再現することができる、舐められるテレビ画面も開発している。https://www.reuters.com/technology/lick-it-up-japan-professor-creates-tele-taste-tv-screen-2021-

味を強調するこの箸は、伝統的に塩味の食事が好まれる日本では、特に意味のあるものかもしれない。平均的な日本の成人は1日に約10gの塩分を摂取しており、これは世界保健機関(WHO)が推奨する量の2倍に相当する。

ナトリウムの過剰摂取は、高血圧、脳卒中、その他の病気の発生率の上昇と関連している。

「これらの病気を予防するためには、塩分の摂取量を減らす必要があります」と、キリンの研究者、佐藤愛氏は言う。

「従来の方法で塩分の摂取を避けようとすると、食事から好きな食べ物を除外する苦痛を我慢したり、味気のない食事に耐えたりする必要がありました」

宮下教授とキリンは、この箸の試作品をさらに改良し、早ければ来年にも商品化したいと考えている。

ロイター

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