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ガソリン価格、181円90銭=13週連続上昇、過去最高も視野

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17 Aug 2023 01:08:05 GMT9
17 Aug 2023 01:08:05 GMT9

経済産業省が16日発表したレギュラーガソリンの小売価格は、14日時点の全国平均で1リットル当たり181円90銭と、前週比1円60銭上昇した。値上がりは13週連続で、2008年8月以来、約15年ぶりの高値を更新した。政府が今年6月以降、補助金を段階的に縮小していることに加え、原油の高止まりや足元での円安加速で、過去最高値(185円10銭)水準も視野に入ってきた。 

都道府県別では、値上がりが45都道府県、横ばいが福島県、値下がりが愛知県。全国最高値は長野県の190円40銭で、都道府県別の公表を始めた04年6月以降で、同県では初めて190円台に達した。最安値は岩手県の176円80銭だった。

政府は物価高対策で導入している補助金の抑制効果を13円60銭としており、補助金の支給がなかった場合は195円50銭となる計算だ。

政府は助成率を段階的に縮小しており、9月末には予算措置を終了する予定。基準価格と予想小売価格の差が拡大した場合に発動する追加の補助策も実施しているが、ガソリン値上がりに歯止めがかからない中、与党内でガソリン補助金など物価高対策の延長検討を求める声も出ている。

政府はコロナ禍からの経済回復に伴う原油高で急騰したガソリン価格を抑制するため、時限措置として22年1月から補助金の支給を開始。ロシアのウクライナ侵攻や急速な円安進行で延長が繰り返され、これまでに約6兆円の予算を投入している。補助金延長となれば、一段と財政を圧迫することになる。

時事通信

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