
パリ:橋本大貴は、オリンピック体操男子団体で日本が金メダルを獲得するため、終盤に魔法をかけた。
日本にとって、これは史上最長の8度目の団体優勝となった。アメリカはイギリスを抑えて銅メダルを獲得した。
予選を勝ち抜いて優勝候補に挙げられていた中国は、2012年以来となるタイトルを獲得するために、6つのローテーションのうち最後のローテーションで意地を見せなければならなかった。
しかし、中国の蘇維徳が鉄棒で2度転倒し、日本に思わぬ隙を与えてしまった。
そして、ベルシー・アリーナの観客をハラハラドキドキさせる結末の中、東京大会の総合と鉄棒のチャンピオンである橋本が、静かな夜を過ごしていたが、ついに調子を取り戻した。
ウクライナ侵攻によりロシアが欠場したため、空位となっていたタイトルを獲得したのだ。
これは、ベルシーで14の芸術体操のタイトルがかかった最初の大会であり、火曜日にはシモーネ・バイルズ率いるアメリカチームが注目された。
これに先立ち、日本の堀米悠斗はストリートスケートボード男子で、月曜日の5回目の最終トリックでほぼ完璧な97.08を記録し、アメリカのジャガー・イートンとナイジャ・ヒューストンを抜き去り、2大会連続の金メダルを獲得した。
堀米は、イートンに0.1点差で銀メダルに終わった。ハストンは銅メダルを獲得したが、スケートボードがオリンピックデビューを飾った3年前の東京大会では7位という残念な結果だった。
25歳の堀米は、2つ目、3つ目、4つ目のトリックで空振りに終わり、最後のトライで観客を驚かせた。ハトソンとイートンはそれぞれ5回目のチャンスでワイプアウトし、堀米は再びオリンピックのチャンピオンとなった。
パリ大会の有名人の顔となったスヌープ・ドッグが会場に駆けつけ、ヒューストンに感謝の言葉を贈った。ラ・コンコルド都市公園周辺のスピーカーからドクター・ドレーとスヌープ・ドッグの曲が流れる中、ヒューストン選手は2本目に釘付けになった。
堀米の最後のジャンプがほぼ土壇場で台本をひっくり返したため、この曲はアメリカのスケートボーダーにとって勝利の賛歌とはならなかった。
この大会は土曜日に開催される予定だったが、開会式がセーヌ川を濡らしたのと同じ雨が降り、さらに夜から朝にかけても降り続いたため、延期となった。ワールドスケートは悪天候を理由にこの延期を発表し、週末に開催された屋外イベントのうち、晴天に恵まれるまで影響を受けたイベントのひとつとなった。
月曜日は晴天に恵まれ、気温は華氏86度(摂氏30度)前後で予選の後半から決勝までスケートボーダーたちを迎えた。フランスのヴァンサン・ミルーとオーレリアン・ジローは予選を通過できなかった。
また、14歳の日本のスケートボーダー、小野寺銀宇はオリンピックデビューを飾り、アメリカのクリス・ジョスリンも決勝に進めなかった。
AFP/AP