競泳男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で鈴木が3位に入り、今大会3個目のメダルを獲得した。主戦場とする短距離種目ではなく、スタミナが求められる200メートル。「一番厳しいと思っていたのでうれしい」と喜んだ。
これまで短距離に備えた練習がメインだったため、序盤からスピードを出す傾向にある鈴木は「追い掛けられると、向こうもいいタイムを出してしまう」と読んだ。予選はあえて通過できるぎりぎりのタイムで泳ぎ、決勝ではライバルの目が届きにくい外側のレーンを確保。戦略通り、4位の選手に0秒03差で競り勝ってメダルを手にした。
これで3年前の東京大会に続き、3色のメダルがそろった。次に控えるのはリレー。「若手にも練習の成果を出して成功体験をしてほしい」とリーダーらしく語った。
時事通信