マイアミ:ロサンゼルス・ドジャースのスーパースター、大谷翔平選手が木曜日、メジャーリーグ史上初の快挙を達成した。
大谷選手は、マイアミでのマーリンズ戦で7回に本塁打を放ち、ドジャースの20対4での勝利に貢献した。
この勝利により、ドジャースのポストシーズン進出が決定した。大谷選手にとっては初めてのことで、ロサンゼルス・エンゼルスに所属していた間は、アメリカンリーグのMVPを2度受賞したにもかかわらず、プレーオフに出場したことは一度もなかった。
大谷選手が打席に立ったとき、ドジャースは7回表2死で走者を四隅に置くという場面だった。大谷選手はマイク・バウマンの投じたカーブを左中間フェンスを越える本塁打にした。
この試合2本目の本塁打で、今季の通算本塁打数は50本となり、試合開始早々の2盗塁で通算盗塁数が51に達した。
この日本人スター選手は、2024年の6回にも49本目の本塁打を放ち、438フィートの飛距離で、2001年にドジャースの選手が記録した1シーズン最多本塁打数(ショーン・グリーン)に並んだ。
そして、怪物的な攻撃的なパフォーマンスの締めくくりとして、大谷は9回にも3本目の本塁打を放ち、今シーズンここまで51本塁打、51盗塁で試合を終えた。
6打数6安打、2二塁打を含む計5本の長打を放った。
10得点、4打点の活躍を見せ、最後のホームランを放った後、ダグアウトに戻ると、ローンデポ・パークのファンの歓声が耳に響き、ただ笑うしかなかった。
「正直に言って、おそらく一番驚いているのは自分自身です」と、通訳を介して大谷選手は語った。「自分でもどこからこんな力が湧いてきたのかわかりませんが、今日は良いパフォーマンスができて良かったです」
ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、勝利を祝うために選手たちが集まったクラブハウスで、この偉業に言及した。
「これは200年以上もプレーされてきたゲームだ。そして、これは前例のないことだ」とロバーツ監督は語った。
しかし、大谷選手自身はチームに焦点を当てようとした。
「チームが勝って嬉しい」と彼は語り、自身の二刀流に注目が集まりすぎていることを認め、「早くこの状況を乗り越えたい。
これは、ずっと大切にしていきたいことだ」と語った。
シーズン40本塁打と40盗塁を達成した最速の選手である大谷は、初回に50回目の盗塁を成功させた。先頭打者として二塁打を放ち、マーリンズの三塁手コナー・ノービーのタグをかわす絶妙なスライディングで三塁を奪ったのだ。
大谷選手は犠牲フライで生還し、その1回後にはシングルヒットで2塁を奪い、51回目の盗塁を記録した。
50回目の盗塁で、大谷選手はロバーツ選手を抜いて、MLB史上の日本人選手による最多盗塁数2位となった。このリストのトップは、2001年に56盗塁を記録したイチロー選手である。
大谷選手は今シーズン、松井秀喜選手の175本塁打を上回り、日本人選手としてMLB通算本塁打数歴代トップに立った。
30歳の大谷選手は、オフシーズンにドジャースと7億ドルのフリーエージェント契約を結んだ。通算本塁打数は222本となった。
一方、大谷は、投球肘の手術からのリハビリを強化している。今年は投手としての実力を披露することができず、ブルペンでの投球練習を続けており、間もなく打者と対戦する可能性もある。
AFP