
東京:日本の無敗チャンピオン、井上尚弥選手は、金曜日に東京で行われた世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、挑発的なキム・ヨジュン選手をノックアウトし、防衛に成功した。
井上選手は、その類まれなスキルをラスベガスでの次の試合に持ち込むと予想されている。また、日本の首都で熱狂的なファンに別れを告げ、さらに激しいパフォーマンスを披露する予定である。
31歳の「モンスター」は、試合開始から4ラウンドが終了する直前に、強烈なワンツーのコンビネーションを決め、試合開始から2週間前に負傷したオーストラリア人選手、サム・グッドマン選手に代わって出場した韓国人選手をノックアウトした。
グッドマンが練習中に目の上を切るけがを負ったため、試合は当初の12月24日からすでに1か月延期されていた。
井上は、こうした混乱が影響したと語り、勝利を「肩の荷が下りた思い」と表現した。
「疲れ果てているが、肉体的な疲れよりも、この2か月間にはさまざまなことがあった」
「対戦相手が負傷し、試合が延期され、さらに相手が変わった。精神的にも辛かった」と語った。
26勝29敗26KOの戦績を残した井上は、春にラスベガスで試合をする予定だと語った。
また、サウジアラビアの「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んだことで、今年後半に同国で試合をする可能性もあるという。
井上は2021年6月にラスベガスでマイケル・ダスマリナスを破って以来、日本国外で試合をしていない。
「自分がどれほど完成されたボクサーなのかはわからない。現役を終えるまで、常に上を目指してトレーニングを続けたい」と井上は語った。
孤児院で育ち、20歳までボクシングをやらなかった32歳のキムは、WBOのスーパーバンタム級ランキングで11位につけている。
AFP