アラブニュース
著者 アンドリュー・W・バーンスタイン
富士山は自然の驚異であり、日本の不朽のシンボルである。しかし、絵はがきのようなイメージの裏には、紛争と激動に満ちた歴史がある。数世紀にわたる激しい噴火は、大混乱を引き起こし、恐怖を植え付けた。
国民統合の象徴であると同時に、経済的・政治的紛争の火種にもなってきた。
そして、そのそびえ立つ威厳は数え切れないほどの文学作品や芸術作品にインスピレーションを与えてきたが、山のふもとには軍事訓練場や汚染産業がある。