



ドバイ:ドバイ日本人会は、サッカークラブ「ドバイブルー」を通じて、ドバイ市と連携し、ジュメイラ・ビーチで土曜日に海岸清掃活動を行った。
活動には在ドバイ日本国総領事館の今西淳総領事とドバイ市公共ビーチ・水路管理課のハマド・シェイカー課長も参加した。
このコミュニティ主導のイニシアチブは、ドバイの日本人コミュニティを快く迎える地元コミュニティに恩返しをするというクラブの新たな活動の章を示すものだと主催者は述べた。
イベントは、ドバイの公共スペースの清掃に貢献する機会をもたらしたでなく、参加者全員、特に子供たちのための教育的プラットフォームとしても機能した。
主催者によると、その目的は、環境を清潔に保つことに対する責任感を植え付け、自然を保護することの重要性について次世代を教育することであった。
子供たちは、ゴミがどのように海を汚染するのか、ビーチに落ちているゴミの種類や、それが海洋生物に与える重大な影響を身をもって学んだ。
この取り組みは、より広範な環境への影響を理解することで、公共スペースとその維持の重要性とのつながりを深めることができるという考えに沿ったものである。
また、この海岸清掃活動は、公共空間に関する日本のボランティア精神を体現するものでもある。日本では、共有する環境に対する敬意と責任の証として、地域社会が一丸となって地元を清掃することが一般的である。
このイベントは、アラブ首長国連邦政府が今年を 「コミュニティ年 」と宣言したことと一致する。
「公共スペースは、互いの権利と幸福を尊重するという社会契約の考え方に根ざした、共有の責任を表すものです」と、ドバイブルー・フットボール・クラブのメンバーである横山浩一氏は述べ、「哲学的に言えば、それは公正、公明、そして誰もが安全で快適な環境を利用できるようにするための共通の利益なのです」と付け加えた。
「公共スペースを大切にすることは、未来の世代のために資源を管理する我々の道徳的義務でもあります。また、UAEの『コミュニティ年』に賛同し、ここドバイの環境改善に貢献できることを誇りに思います」と語った。
ドバイに住んで19年になる横山氏は、この取り組みが特に若い人たちに向けたものであることを強調した。
「この取り組みを通じて、特に若い世代に環境に対する責任感を植え付け、共有スペースを大切にすることの重要性を強調したいと思います。特に、このような素晴らしい協力体制を整え、人々の健康のために公共スペースを守る、ドバイ市政のハマド・シェイカー課長とアーメッド・エルサンドビー氏に感謝しています」と語った。
ドバイ日本人会は、この取り組みを通じて、日本人コミュニティとUAEの絆をさらに深めることを目指している。