
東京:日本のスタートアップ企業ispaceは火曜日、月着陸船の目標着陸日を6月6日に設定した。
ispaceの無人着陸機「レジリエンス」は、ファイアフライ・エアロスペース社の「ブルーゴースト」と共にスペースX社のファルコン9ロケットで1月に打ち上げられた。
ブルーゴーストはこのマイルストーンを達成した2つ目の民間ミッションであり、別の米国企業の着陸機が到着時に転倒した後、直立した最初のミッションである。
ispaceは、2023年に行った最初の試みで救いようのない「ハードランディング」を経験したが、自分たちにも栄光の瞬間が訪れることを望んでいる。
ispaceの袴田武史CEOは声明の中で、「ミッション1に比べ、ミッション2は打ち上げ直後から期待された通り順調に進んでいます」
「前回のミッションでの経験と知識が活かされていると感じています」と付け加えた。
ispaceによると、着陸の可能性は6月6日から6月8日までで、状況次第だという。
ispaceによると、レジリエンスとブルーゴーストはロケットを共有しているが、レジリエンスの方が月への到達に時間がかかり、「月フライバイを完了」し、「低エネルギー遷移軌道に入る」という。
月には大気がないため、パラシュートは役に立たない。その代わりに宇宙船は、危険な地形を操縦しながら降下を減速させるために、正確に制御されたスラスター燃焼に頼らなければならない。
月面に宇宙船を軟着陸させた国は、ソ連、アメリカ、中国、インド、日本の5カ国しかない。
民間企業もまた、政府よりも安価で頻繁な宇宙探査の機会を提供しようと競い合っている。
昨年、ヒューストンに本社を置くインテュイティブ・マシーンズ社は、月面に着陸した最初の民間企業となった。
未搭乗の機体は角度を間違えて着陸したが、それでもテストを完了し、写真を送信することができた。
同社は現在、3月6日に探査機「アテナ」の再月着陸を目指しており、これまでのどのミッションよりも月のはるか南に着陸する予定だ。
アテナのペイロードには、3台のローバー、氷を探すドリル、そしてショーの主役である世界初のホッピング・ドローンが含まれる。
AFP