
ドバイ:国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ベン・スライエム会長は今週、世界のモビリティ革新とモータースポーツの継続的な拡大の未来を形作る上で日本が果たす重要な役割を強調することを目的としたハイレベル・ミッションで日本を訪問する。
今回の訪問は、モータースポーツの世界的な統括団体であり、世界のモビリティ団体の連合体としての役割を担うFIAにとって、日本が戦略的に重要な存在であることを強調するものだ。
また、持続可能なモビリティ・ソリューションと包括的なモータースポーツの発展を促進するため、各国政府、相手先商標製品メーカー、各国スポーツ当局、モビリティ・クラブと協力するFIAのコミットメントも再確認された。
世界有数の産業・技術リーダーである日本は、最先端の公共交通システムやスマートシティの進歩から、代替燃料の研究やMaaS(Mobility as a Service)プラットフォームの台頭まで、モビリティ革新の最前線にいる。
2024ジャパン・モビリティショーには125万人以上が来場し、新記録を樹立するとともに、持続可能性と異業種連携における日本のリーダーシップを明確にした。
モータースポーツでは、日本の参加者と人気が急上昇している。日本自動車連盟は最近、モータースポーツで活躍するドライバーの数が20万人を超えたと報告し、過去5年間で20%増加したことを示した。鈴鹿で開催された今年のF1日本グランプリは、2006年以来最高の観客動員数を記録した。
ベン・スラエム氏の日程には、石破茂首相、室伏広治スポーツ庁長官、中野洋昌国土交通大臣といった日本の要人との会談が含まれている。
また、JAF主催のツアーでは、市街地サーキットやJAFコントロールタワーなど、モータースポーツの主要インフラを視察する。
「日本は、自動車分野における技術的リーダーシップ、モータースポーツへの情熱、そして人々の生活の質を向上させる革新的なモビリティ・ソリューションの光であり続けている。「今回の訪問は、両国の結びつきを強化し、グローバル・コミュニティに利益をもたらす共通の目標を達成する機会である」と述べた。
また、今回の訪問は、モビリティとモータースポーツ全体の革新性、安全性、持続可能性の向上を推進するというFIAの広範なビジョンを反映したものだと付け加えた。
「産業力、政府のコミットメント、豊かなスポーツの伝統という強力な組み合わせを持つ日本は、こうしたグローバルな目標を実現する上で重要なパートナーである」と述べた。
ベン・スラエム氏の訪問は、モビリティとモータースポーツにおけるアクセシブルで持続可能な革新を促進するためのFIAの継続的な取り組みの一環であり、日本のような世界的リーダーとのパートナーシップを活用することで、すべての人のための進歩を加速させる。