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日本のトップファイター、昏睡状態の弟ボクサーを支えるために引退

写真は2018年12月7日、八王子の大学で行われた練習に参加する拓殖大ボクシング部の重岡雄大主将。(AFP=時事)。
写真は2018年12月7日、八王子の大学で行われた練習に参加する拓殖大ボクシング部の重岡雄大主将。(AFP=時事)。
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14 Aug 2025 02:08:06 GMT9
14 Aug 2025 02:08:06 GMT9

東京:日本のボクサーが、5月の試合以来昏睡状態にある弟を支えるために引退する。

元WBCストロー級チャンピオンの重岡雄大の弟、銀次朗は3ヶ月前の大阪での試合後に倒れ、緊急の脳手術を受けた。

日本ボクシングコミッションによれば、25歳の重岡は昏睡状態が続いているが、命に別状はないという。

元IBF同級王者でプロ戦績11勝2敗の銀次朗は、最近別の病院に移された。

「彼の心の炎が消えないように、あきらめないで頑張れ、と毎日励ましています」と雄大(28歳)は水曜日のインスタグラムの投稿で語った。

「これからの彼の人生を豊かにすることが、兄としての僕の役割だと思っています」

「計画は着々と進んでいます。だから引退を決意しました。悔いはない。これからが本当の挑戦です」と、9勝2敗の雄大は付け加えた。

2日に東京で行われたスーパーフェザー級の 神足こうたり 茂利とライト級の浦川 大将(ともに28歳)が別々の試合で負傷し、数日後に亡くなった。

日本のボクシング関係者は今週緊急会議を開き、新しい安全規則を導入することを誓った。

JBCの安河内毅事務局長は、脱水症状を測定する尿検査や、ボクサーの急激な減量に関するルールの厳格化など、早急に実施される新たな対策について述べた。

また、世界選手権以外の試合でも救急車の常駐が義務づけられる。

AFP

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