
東京:日本のボクサーが、5月の試合以来昏睡状態にある弟を支えるために引退する。
元WBCストロー級チャンピオンの重岡雄大の弟、銀次朗は3ヶ月前の大阪での試合後に倒れ、緊急の脳手術を受けた。
日本ボクシングコミッションによれば、25歳の重岡は昏睡状態が続いているが、命に別状はないという。
元IBF同級王者でプロ戦績11勝2敗の銀次朗は、最近別の病院に移された。
「彼の心の炎が消えないように、あきらめないで頑張れ、と毎日励ましています」と雄大(28歳)は水曜日のインスタグラムの投稿で語った。
「これからの彼の人生を豊かにすることが、兄としての僕の役割だと思っています」
「計画は着々と進んでいます。だから引退を決意しました。悔いはない。これからが本当の挑戦です」と、9勝2敗の雄大は付け加えた。
2日に東京で行われたスーパーフェザー級の 神足こうたり 茂利とライト級の浦川 大将(ともに28歳)が別々の試合で負傷し、数日後に亡くなった。
日本のボクシング関係者は今週緊急会議を開き、新しい安全規則を導入することを誓った。
JBCの安河内毅事務局長は、脱水症状を測定する尿検査や、ボクサーの急激な減量に関するルールの厳格化など、早急に実施される新たな対策について述べた。
また、世界選手権以外の試合でも救急車の常駐が義務づけられる。
AFP