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大阪選手、正義を訴えてW&Sオープンを辞退

2020年8月26日、ニューヨーク市のUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで開催中のウエスタン・アンド・サザン・オープンで、アネット・コンタベイト選手と対戦する日本の大阪なおみ選手がポイントの合間に座っている。(AFP)
2020年8月26日、ニューヨーク市のUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで開催中のウエスタン・アンド・サザン・オープンで、アネット・コンタベイト選手と対戦する日本の大阪なおみ選手がポイントの合間に座っている。(AFP)
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27 Aug 2020 08:08:47 GMT9
27 Aug 2020 08:08:47 GMT9

ニューヨーク:第4シードの大阪なおみ選手はウエスタン・アンド・サザン・オープンで準決勝への進出を決めたが、その数時間後、人種差別への抗議を訴えて試合を辞退した。それに対して他の選手たちが素早く支持を表明した。

大阪選手はウィメンズの対戦で最後に残ったトップ10シードプレーヤーであったが、ジェイコブ・ブレーク氏が警官に撃たれたのを受け、変化を訴えるバスケットボール、野球、サッカー界のプロ選手たちの動きに加わった。

大阪選手は、黒人女性のひとりとして警察による黒人への発砲に注目するために、トーナメントを辞退せざるを得ないと思うとツイートした。

「私がプレーしないことで劇的に何かが起きるとは考えていませんが、白人が多い競技で議論を始めることができれば、正しい道へのステップになると思います」と日本人プレーヤーである彼女はツイートした。「相次いで起きている警官による黒人の虐殺を見ていて、正直、腹の底から怒りが湧いています」

「数日おきに新しいハッシュタグをつけて投稿し続ける状況に疲れており、同じ会話を何度も何度も繰り返すことに疲れています。いったい、いつになったら終わるのでしょうか?」

彼女の動きに対し、ツアーに参加した他の選手たちも直ぐに賛同を示した。

スローン・スティーブンス選手は、「大きく声を上げましょう!あなたを誇らしく思います」と付け加えてメッセージをリツイートし、さらに別のツイードで、今夜の#MLB(メジャーリーグ・ベースボール)で立場を表明するすべてのスポーツチームと選手たちを#Proud(誇りに)に思います、と投稿した。

水曜夜に準決勝への進出を決めたミロシュ・ラオニッチ選手は、小規模な選手たちのグループを超えて、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が協調行動を起こすことを考えるべきだと述べた。

「実際の混乱こそが変化を起こすのだと思う。そして多くの実際の混乱は、金銭的な方法で人々に影響を与えることで起こり、なんらかの変化を強いることができるのだと思う」と彼は述べた。「少なくとも男子ツアーや女子ツアーに参加する我々が共に団結し、支持を示すことを期待している」

NBA(全米プロバスケットボール協会)とWNBA(全米女子プロバスケットボール協会)の全試合、MLA(メジャーリーグ・ベースボール)の3試合、MLS(メジャーリーグ・サッカー)の6試合のうち5試合が水曜日、選手たちが人種的平等を訴えたために中止となった。

大阪選手は、水曜日に第12シードのアネット・コンタベイト選手を4-6、6-2、7-5で破って準決勝への進出を決め、対戦表に残る唯一のトップ10プレーヤーとなっていた。水曜夜にはまだ、大阪選手が準決勝で第14シードのエリーズ・メルテンスと対戦する予定が組まれていた。

女子準決勝のもう1試合では、ビクトリア・アザレンカ選手が第8シードのジョアンナ・コンタ選手と戦うことになっている。コンタ選手はマリア・サッカリ選手を6-4、6-3で破り、アザレンカ選手はオンス・ジャビュール選手にストレート勝ちで準決勝進出を決めた。

2012年に世界ランキング1位であったアザレンカ選手は、今年初頭には引退を考えていたことを水曜日に明かした。彼女は現在59位であり、準決勝への進出は2019年4月以来となる。

「1月にはそもそも自分がプレーするかどうか定かではありませんでした」と彼女は言った。「そして1月末に決断しました。最後にもう1度やってみるかと。そうしたら、このような結果になったのです」

男子の対戦では、トップランクのノバク・ジョコビッチ選手が首痛や強風に悩まされることもなく6-3、6-1でヤン・レナルト・シュトルフ選手を破り、自身の今週のベスト成績となった。

これまでのところ、テニスの大会から長らく離脱していたことによる衰えは全くない。

「この6カ月間はすべてに取り組み、時間はたっぷりありました」とジョコビッチ選手は述べた。「あらゆる小さな事に取り組みました。休養後にそれがこれほど早く報われることになり、とても嬉しいです」

ジョコビッチ選手は6月、セルビアとクロアチアでソーシャルディスタンスを取らずに自身が主催した公開試合の後、新型コロナウイルスに感染した。

リカルダス・ベランキス選手との月曜の対戦で彼は、首に痛みを抱えて試合中にトレーナーからマッサージを2回受け、ダブルフォールトを7回出しながらも勝利した。首の痛みは改善し、試合の調子も良くなった。

「現在、首の調子は大丈夫です」と彼は言った。「100%とは言えませんが、それに近い状態です。日々、首の稼働幅は増してきていて、問題ありません」

準決勝でジョコビッチ選手は、同じ日に前回優勝のダニール・メドベージェフ選手を負かして準決勝進出を決めていたロベルト・バウティスタ・アグート選手と対戦することになる。

メドベージェフ選手は第2セットで決着をつけることができず、バウティスタ・アグート選手が1-6、6-4、6-3の反撃で勝利したが、またしても全米オープン前哨戦となる今トーナメントからトッププレーヤーがひとり敗退したことになる。ATPマスターズ1000のタイトル保持者で今大会に残るのは、ジョコビッチ選手ただひとりとなった。

メドベージェフ選手は第2セットで4-3 でリードしていながらも、そのセットを落としてしまった。試合中に20あったブレークポイントのうち5つしか生かすことができず、最後にはフラストレーションからラケットをコートに叩きつけた。

「第3セットにもチャンスがあったのに、それを生かすことができませんでした」と彼は言った。

バウティスタ・アグート選手は、マスターズの準決勝に進むのはこれが3度目で2016年以来となる。彼は、風のある涼しいコート上のコンディションを調整するための1セットを必要としていた。

「復帰後、最初から上手くプレーするのは決して容易なことではありません」と彼は言った。「半年ぶりの大会でプレーするには、忍耐強くひとつひとつの試合を楽しもうとすることが必要です。準決勝が決まって嬉しいです」

メドベージェフ選手は昨年、オハイオ州メイソンでロックウッド・ポッテリー社製の優勝杯を手に掲げた。このトーナメントが年次開催される地だ。しかし今年の大会はコロナ禍を警戒して、全米オープンの開催地であるフラッシングメドウズに移され、2つのトーナメントが無観客で開催されている。

第4シードのステファノス・シチパス選手も、水曜日の試合の第1セット中に対戦相手ライリー・オペルカ選手が右膝の故障で退場したために、準決勝へと進出した。彼は、フィリプ・クライノビッチ選手を4-6、7-6 (2)、 7-5で破ったラオニッチ選手と対戦することになる。

AP

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