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ワニでヘリウム音声実験=京都大准教授にイグ・ノーベル賞―米

今回の実験では水槽に入れたヨウスコウワニにヘリウムと酸素の混合ガスを吸わせ、通常時とうなり声が変わることを確認。研究成果は2015年に発表された。(Shutterstock)
今回の実験では水槽に入れたヨウスコウワニにヘリウムと酸素の混合ガスを吸わせ、通常時とうなり声が変わることを確認。研究成果は2015年に発表された。(Shutterstock)
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18 Sep 2020 04:09:49 GMT9
18 Sep 2020 04:09:49 GMT9

【ニューヨーク時事】人を笑わせ、考えさせる研究を表彰する今年の「イグ・ノーベル」の授式が17日、オンラインで行われ、ワニにヘリウムガスを吸わせ、うなり声を出させる実験を通じ、ワニがヒトと同じ仕組みで声を発していることを確認した京都大学霊長類研究所の西村剛准教授(45)らのグループが音響を受した。日本人のイグ・ノーベルは14年連続。

ヘリウムガスは吸うと声が変わることで知られる。ヒトは肺から出た空気が喉の声帯を振るわせてつくる音源で、唇までの声道の空気を共鳴させることで声を出している。ヘリウムは通常の大気より軽く、音が伝わるのも速くなるため、ヘリウムを吸うと共鳴の仕方が変わる。ヘリウム実験は生物の共鳴の有無を確認する方法に使われて

今回の実験では水槽に入れたヨウスコウワニにヘリウムと酸素の混合ガスを吸わせ、通常時とうなり声が変わることを確認。研究成果は2015年に発表された。西村氏は電話取材に「鳥以外の爬虫(はちゅう)類で共鳴の存在を明らかにした初めての研究。恐竜に含まれる鳥(類)に加え、近縁な(爬虫類の)ワニでも確認されたことから、恐竜も共鳴を使って音声をつくっていたことが示唆される」と意義を説明した。

西村氏は、ワニに先立ちサルでヘリウム実験を行っていた。その後、留学先のウィーン大で、今回の実験をワニで行っていた研究者が雑音を含む声の分析に難航していたことから、サルの実験で実績のあった西村氏に声が掛かり、西村氏も途中から実験に加わった。

JIJI Press

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