エルサレム:イスラエルは水曜日、ベンヤミン・ネタニヤフ元首相の復帰がすでに選挙戦を支配している中、議員らが議会解散に最初の合意を行い、4年弱で5回目の選挙へと近づいた。
イスラエル議会は来週最終決定される予定の法案の予備投票で解散を決議し、その後、中道派のヤイール・ラピード外相がナフタリ・ベネット首相の後任として暫定政府のトップを務めることになる。
一年前、ベネット氏とともに右派、リベラル派、アラブ系政党の稀な政治同盟を結成してネタニヤフ氏の記録的な支配に終止符を打ったラピード氏は、今度の選挙を穏健派とネタニヤフ氏率いる過激派の戦いと位置づけている。
現在イスラエルの野党トップであるネタニヤフ氏は、同氏がイスラエル史上最悪と呼んだ政府をベネット氏とラピード氏が解散させることを歓迎し、自身の記録を更新して六期目の政権を獲得することを目指している。
火曜日に発表された四つの世論調査では、ネタニヤフ氏の右派リクード党とその同盟である民族主義・宗教主義政党がリードしているが、120議席あるイスラエル議会の過半数には及んでいない。
左派、右派、中派の対立勢力らは、ネタニヤフ氏の政権復帰阻止を宣言した。同氏は汚職容疑で裁判中で、容疑を否認している。
ロイター