
海上、航空両自衛隊は、それぞれが推すカレーと鶏の空揚げをコラボレーションさせた「空海(くうかい)」を発表した。防衛省の食堂で7日から期間限定で提供する。旧日本海軍時代の伝統を受け継ぐ海自カレーに対抗して、空揚げを「空自空上げ」として宣伝していた両自衛隊のアピール合戦は、コラボ料理の誕生で「手打ち」となった。
両自衛隊は親近感向上のため、各基地オリジナルのカレーや空揚げを紹介。10月には公式ツイッター上で、海上、航空両幕僚長も加わって対決構図を演出していた。
本日、海上幕僚長と航空幕僚長が「#海自カレー」と「#空自空上げ」のコラボメニュー「空海⤴️(くうかい?)」の会食を行いました。
— 防衛省 航空自衛隊 (@JASDF_PAO) December 4, 2020
これまでの「海自カレーVS空自空上げ」の激しい闘いはこれにて終了!
今後はお互いに協力し、海自カレー、空自空上げを盛り上げていきます。#なかよし #一緒にくうかい pic.twitter.com/UCpyLykm9B
空海は、海自岩国航空基地(山口県岩国市)のレンコンとひき肉を使ったカレーライスの上に、空自知念分屯基地(沖縄県南城市)で出しているニンニクしょうゆ味の空揚げをトッピング。名前には空と海の合体に加え、「食うかい?」と呼び掛ける意味も込めた。
試食した山村浩海幕長は「(隊員の)募集広報に少しでも役立てたら非常に光栄だ」と強調。井筒俊司空幕長も「引き続き協力しながらやっていきたい」と述べた。
JIJI Press