

ダイアナ・ファラー=ドバイ
日本の回転寿司チェーン店、かっぱ寿司は最近、ホリデーシーズンにちょうど間に合うように、フライドチキンにぎりを自社メニューに追加した。
かっぱ寿司は、すし飯の上に味を付け、ネタとしてパン粉をまぶしたチキンの切り身をのせ、マヨネーズをトッピングしたスペシャルなにぎりをつくった。今度のホリデーシーズン用のメニューとして提供されるもう1つの選択肢は、ブラックペッパーか、唐辛子のスパイシーペッパーを使用したチキン、ウマチキだ。
ホリデーシーズンに発売される「パーティーバーレル」を、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が導入してから、日本でフライドチキンは、クリスマスのお祝いの食卓に欠かせないものとなっている。
「パーティーバーレル」という発想は、1970年に、大河原毅氏から生まれた。当時、同氏は日本初のKFC1号店の店長だった。日本に住む外国人たちから、クリスマスの七面鳥料理を食べ損ねたという話を聞いたので、同氏は外国人たちがお祝いできるように、七面鳥料理の代用品として、このスペシャルメニューをつくった。
しかし、この「パーティーバーレル」の発売は、国内で衝撃的な事件となり、今は数百万人の日本人が毎年、ホリデーシーズンにフライドチキンを食べている。