





サウジアラビア、サカカ—- トヨタ所属のサウジアラビアのドライバー、ヤジード・アルラジが日曜日にマラソンの第7ステージで勝利をつかんだ。母国の希望が14度目の優勝を目指すオールマイティなリーダーに勝利したのだ。
ミニのドライバー、ペテランセルは険しい453kmのタイムトライアル・スペシャルステージであるハイール・サカカ間の砂山を走り終えてステージ首位獲得を狙った。
しかし、アルラジには別の考えがあり、ダカール参加18回目のベテラン・ナビゲーター、ディルク・フォン・ツィツェヴィッツの経験を生かし、100km離れてルートを選んだ。
アルラジは2015年のデビュー以来、同競技の第1ステージで連勝している。デビュー戦ではペテランセルに48秒の遅れをとり、3位となった。
4位はカタールのナセル・アルアティアだった。アルアティアはこれまで総合でペテランセルに7分53秒の遅れをとっており、3位につけた昨年の勝者サインツからは40秒以上の差がついた。
ペテランセル(55歳)がダカールに初出場を果たしたのは1988年のことだ。首位を走っていたアリ・バタネンのプジョー405が不名誉なことにバマコ市内で盗難にあい、金銭を要求された年だ。最終的に発見されたが、それはバタネンにとっては遅すぎた。
それ以来、ペテランセルはモータースポーツの過酷な試練を毎年の巡礼とし、二輪・四輪の両方で13勝をあげて、まさに彼にぴったりの「ムッシュー・ダカール」の愛称を手にした。
ペテランセルはこれまで第7ステージで6勝をあげており、月曜日の第8ステージでの初勝利を狙うことになる。第8ステージは、サカカから西の紅海のリゾート地ネオムに向かう花道だ。
AFP