東京:1月12日(火)、オールブラックスのス ター、ボウデン・バレット選手とキーラン・リード選手が出場予定だったシーズン開幕第一戦が中止された。ジャパンラグビートップリーグで10名以上の選手にコロナウィルスの陽性反応が出たためだ。
感染者急増で東京とその近県では緊急事態宣言が発令されているが、その渦中でこの集団感染は起きた。わずか6ヶ月後には延期された2020年度東京オリンピックが東京で予定されている。
このトップリーグはシーズン開幕前の検査で、3 チーム(トヨタ自動車ヴェルブリッツ、サント リーサンゴリアス、キャノンイーグルス)から44名の陽性反応が出たと発表、名前および選手とス タッフの人数比などは明らかにしていない。
この結果を受け、「利害関係者らとの協議の結果、ジャパンラグビートップリーグの太田 治
会長は、(上記3チームが関与する)2試合を キャンセルすることを決定した」という声明が出された。
続いて他の1チーム、東芝ブレイブルーパスも、彼らの2名の選手に陽性反応が出たと発表した。1月17日(日)に予定されている彼らのNTTコ ミュニケーションズ シャイニングアークスとの試合に関してはまだ発表がないが、チーム全員、連絡があるまで自主隔離を行うと言っている。
キャンセルされた試合には、開幕日に予定されていたリード選手所属のトヨタ自動車ヴェルブリッツとバレット選手所属のサントリーサンゴリアスとの対戦が含まれている。
この試合は日程変更されることはないが、0対0の引き分けとして記録され、両チームにはそれぞれ2ポイントずつ与えられることになる。観戦チケットは返金され、ファンには申し訳ないとリーグは述べている。
ラグビー界の集団観戦は、記録的な急増をもたらしているコロナウィルス感染の第三波と日本が 戦っている渦中に起きている。
悪化の一途をたどる状況により、この夏のオリンピック開催に反対する世論が高まったようで、1月10日(日)の世論調査回答者の80%強がさらなる延期または中止を支持している。
AFP