
主催者によると、今春日本で開催される予定の国際バドミントン大会はキャンセルされることになった。新型コロナウイルスに関する入国制限に見舞われた最新のスポーツイベントであり、東京オリンピックまではわずか半年となっている。
日本バドミントン協会によると、ヨネックス大阪インターナショナルチャレンジは現在の入国管理規制の下では「外国人選手の受け入れが難しいため」中止となった。
協会の代表者はAFPに、オリンピック代表予選に関わる他のバドミントン大会について懸念していると語った。
また、同氏は匿名を条件に「オリンピック選手の選考過程の一環として行われる、3月以降に予定されている大会が予定通りに行われるかどうか心配している」と語った。
キャンセルされた大会は3月31日から4月4日までの開催予定だった。東京や大阪西部を含む日本の大部分には、新型コロナウイルス急増への対応として緊急事態宣言が出されており、アスリートを含むほぼすべての外国人に国境が閉鎖されている。
2021年最初の東京オリンピックのテスト大会として3月に予定されていたアーティスティックスイミングの最終選考も、入国制限をうけ2か月延期されることが今週木曜日に決まった。
同日、日本での新型コロナウイルス感染者の急増を考慮し、来月フロリダで開催される4チーム対抗の女子サッカー国際大会をなでしこジャパンが辞退したことが発表された。
昨年開催される予定だった東京オリンピックはウイルスのため延期され、現在は7月23日開幕予定となっている。
オリンピック開催に対する懸念が高まっているにもかかわらず、主催者とIOCはイベントは安全に開催できると主張している。
菅総理大臣は金曜日、「人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として」「世界中に希望と勇気を届ける」ために今年の夏にオリンピックを開催する決意を述べた。
レストランやバーに営業時間短縮を要請する非常事態宣言は、少なくとも2月7日まで感染拡大地域に発令される。
日本では全体で約5,400人が死亡しており、他の多くの国と比べるとコロナウイルスの感染爆発は抑えられているように見られているが、医師は医療崩壊のリスクもあると警告している。
AFP