




ダイアナ・ファラハ
ドバイ:日本人の大富豪である前澤友作氏が、フランスのファッションブランド「エルメス」と、英国の高級車メーカー「ロールスロイス」との、予想外のコラボ車を発注した。
ロールスロイスのビスポーク仕様『ファントム オリベ』は、ロールスロイスとエルメスが、両ブランドの工房から素材、技術、情報を持ち寄り、内も外も丹念な手作業で製作している。
今回の高級自動車作りには、前澤氏が近年特注で購入したプライベートジェット機もいくばくかのインスピレーションを与えており、この車を「陸のジェット機」と化している。また、氏が個人的に収集する日本古来の焼き物が、この車の色彩設計に取り入れられている。
「MZ織部グリーン」と「クリーム」のツートンカラーは、今回限りの特注だが、ロールスロイスは、前澤氏のプライベートジェット機にもこの色彩を再現させることができると申し出ている。
内装はといえば、ハンドル、ダッチェスハンドル、シフトレバー、そして空調ボタンに至るまで、ほぼ全てを「エネアグリーン」と呼ばれるエルメスのレザーで包み込んでいる。
このレザーはさらに、ダッシュボード、トランク、シャンパンクーラーの内側といった、それほど目につかないインテリア部分にまで使われている。
エルメスはまた、ヘッドレストのクッションや後部座席の足載せサポートにパイピングを施し、「貝殻ホワイト」のアクセントカラーやラムウールのフロアマットを添えるなど、他にもラグジュアリー要素を加えている。
さらにこちらの記事も: Fly me to the Moon: Japan billionaire offers space seats(私を月へ連れて行って:日本の大富豪が宇宙旅行の席を提供)