
アブダビ:マンチェスター・シティのオーナーであるシェイク・マンスール氏が、新たに頂点に立ったこの英国チャンピオンのファンに対し、今月下旬にポルトガルで行われるチャンピオンズリーグ決勝戦に参加するための旅費を負担すると、同クラブが火曜に発表した。
シティはポルトでチェルシーと対戦する5月29日の試合のチケット6,000枚の割り当てを受けている。シェイク・マンスール氏は、公式パッケージで旅行する全てのファンの費用を負担すると述べた。
COVID-19対策のため、ファンはコロナウィルス検査の陰性証明の提供を条件に、24時間だけ同国に滞在することが許される。
「COVID-19パンデミックの影響で困難な状況に直面し、未だに直面しているファンの金銭面の問題を緩和するために策定された構想から、何千人もいるシティのサポーターたちが恩恵を受ける」と、クラブの声明は述べている。
「コロナウィルス対策費用の膨張と、必要だが高価なPCR検査が組み合わさり、チケットを受け取る十分な資格がある幸運なサポーターたちの多くにとって、旅行は最終的に手に負えないものになるだろう」
「コロナウィルス関連の必要な制限が実施されているため、クラブ初の歴史的な決勝戦への参加を望んでいるファンの大多数は、24時間以内の旅行でそれを行うことが求められる。殿下の構想は、決勝当日の公式旅行パッケージにおける数千人のシティファンの移動に対し、資金を提供する」
シェイク・マンスール氏は、この行為は良い時も悪い時もクラブに忠実だったファンたちへのお礼であると話した。
「ペップ(監督のグアルディオラ)とチームはこのような素晴らしいシーズンを過ごした。非常に難しい1年の後、チャンピオンズリーグ決勝に到達したことは、クラブにとって本当に歴史的な瞬間を表す」と、同氏は声明で述べた。
「そのため、できる限り多くのファンがこの特別な試合に参加するチャンスを得ることが、非常に重要である」
「特に、非常に長年にわたり良い時も悪い時もマンチェスター・シティを支えてきた人たちにとって」
シェイク・マンスール氏の寛大さは、クラブが先月、欧州スーパーリーグに参加登録した際に激怒したファンたちから受け入れられるだろう。
シティは参加登録から48時間後、プレミアリーグの他の5つのクラブと同様に、スーパーリーグから脱退した。