

クラレト・モンソラーテ
マスターズ・ゴルフの現チャンピオン、日本の松山英樹氏は東京オリンピックでのプレイを切望しているが、オリンピックが近づき、母国が命に関わるコロナウイルスと格闘している中、オリンピックの中止を望んでいる母国の人々の気持ちも理解できると話した。
29歳の王者はオーガスタから日本に帰国した後、グリーンジャケットの勝利の祝典を延期せざるを得なかった。
松山氏は「二週間、隔離生活を送りました。家族の安全を守ろうとしたんです」と記者に語った。
「隔離生活の一週目はホテルの部屋でひとりで過ごしました。家族のもとにウイルスを持ち込みたくありませんでした。」
「けれども、隔離生活の二週目に、家族と合流できました。最初からお祝いをできたらよかったのですが、最終的にはある程度の時間を一緒に過ごすことができ、一緒にお祝いをすることができました。」
松山氏は現在、メジャー大会連続優勝を目指して全米プロゴルフ選手権でプレイしている。
全米プロゴルフツアーで5度の勝利を収めた松山氏は、母国がウイルスと格闘している一方、火曜日の練習ラウンドで観客がマスクをつけずにキアワ・アイランドを歩いているのを見て驚いた。
「これは米国のワクチン接種がうまく行き、Covid-19に対する規制が緩和されたことを表しています。ここ米国と日本とでは、ウイルスに対する認識が違います」と松山氏は述べた。
「今日も周りを見渡してみてください。マスクをつけずにゴルフを見ている人がたくさんいます。同じ状況でも日本ではまだかなり慎重です。」
「オリンピック(の中止)について意見を言う人々にことは確かに理解できます。」
しかし、日本の現状を目の当たりにしても、松山氏はオリンピックの開催を望んでいる。自分のためだけでなく、何千人もの日本のアスリートたちのためでもある。
「個人的にはオリンピックを楽しみにしていますし、自分の国の代表としてプレイするのを楽しみにしています」と松山氏は話した。
日本人ゴルファーと同様の考えを述べたのは、4度にわたるメジャー大会優勝者のローリー・マキロイ氏と世界ランキング2位のジャスティン・トーマス氏だ。このふたりも東京オリンピックでゴルフができるのを楽しみにしている。
世界ランキング7位のマキロイ氏は、家族を連れて行ったり、他のオリンピック競技を見たりすることができないにもかかわらず、アイルランドのためにプレイすることにしている。
「いいえ、確かに、普段の本来のオリンピックの体験とは違うものになるでしょうが、これが私たちが生きている時代なんです」とマキロイ氏は話した。
トーマス氏はオリンピックを逃すことはないと述べた。
「私はオリンピックチームとして米国のためにプレイできるかも知れないと思うととても胸が躍ります。」
報道機関からの情報提供