
アラブニュース
ロンドン:アブダビの砂漠の20平方キロメートルに電力を供給し、世界最大となる予定の太陽光発電所プロジェクトの入札が行われた。
この太陽光発電所は、アブダビ電力会社(ADPower)の一部門であるエミレーツ水電力公社(EWEC)が建設する。
この入札は、アブダビのアル・ダフラ地域における出力2ギガワットの太陽光発電所プロジェクトでの資金調達、建設、運用、保守を対象としている。
この発電所は、世界最大のPV IPPプロジェクトになる予定で、アラブ首長国連邦の最大11万世帯に電力を提供する。
「本年、EWECはすでに現在世界最大のシングルサイト太陽光発電プロジェクト『Noor Abu Dhabi』を予算、時期ともに予定通りに実施しました」とEWECのCEO、オスマン・アル・アリ氏は語る。「私たちは、野心的で持続可能な発電プログラムの提供を続けていきます。この新しい発電所は、『UAEエネルギー戦略2050』に沿ったクリーンエネルギーミックスを提供するための当社の戦略的計画にとって不可欠です」
新発電所はEWECの出力約1.2ギガワットの太陽光発電所「Noor Abu Dhabi」の2倍近い大きさで、運用可能な単一の太陽光発電所としては世界最大のものとなる。
EWWCは声明で、この発電所の運用が開始されると、アブダビの太陽光発電能力は約3.2ギガワットとなり、アラブ首長国連邦の二酸化炭素排出量は、さらに年間160万トン削減されるとした。
2019年7月に行われた入札プロセスの一環で、重要なバッテリー保管についての任意の入札が許可された。