
Saleh Fareed、リヤド
寒くなるとの予報にも関わらず、車好きたちはリヤドのグラナダ・モールの駐車場で毎週開催される『Cars&Coffeeショー』に参加した。
今週のショーには300台以上の車が展示された。車の隣に立つ自慢げなオーナーたちは、称賛する見物人たちと会話し、彼らの車がもつストーリーを共有した。
主催者であるNasser Al-Massari博士によると、クラシックカー、モダンなコレクタブルカー、スポーツカー、カスタムカー、オートバイなどといった、エンジンのついたものなら何でも歓迎だという。
この毎週行われるイベントは2014年にスタートしたと彼は語った。「車好きの友人たちと毎週金曜日にここに集まってコーヒーを飲み、古い車を展示することにしたのです。最初は10台の車からスタートしたのですが、今日ここには約300台の車があります」
参加者の中には、1966年フォード、ピックアップトラックのオーナーであるAbdulrahman Al-Khamisがいた。Al-Khamisは、1966年マスタング、1978年と1977年のコルベットも所有していると説明した。「私たちはクラシックカーに情熱をささげていて、車をよい状態に保つためにお金をたくさん使っているのです」と彼は語った。
一方、「ローレンス・クラシック」として知られ、サウジアラビアのフォルクスワーゲン・オーナーズクラブのメンバーであるMohammed Al-Giawiは、伝統的なサウジの服を着てフォルクスワーゲン・ビートルの前に立っていた。
自分はまだ古き良き時代のように生きていると彼は語った。「私は今でも昔の服を着て古き良き日々を大切にし、ビートルを所有しているのです。 いつもこのCars&Coffeeの集まりに参加し満喫しています」
偶然そこに居合わせた『V.P Motorsports and Off.Road』のPeter Macgillivrayは次のように語った。「モールに来たら、たくさんの人たちと車に気付き、思わず見に来てしまいました。このCars&Coffeeのコンセプトは、車好きと初心者の両方が世界で最もすばらしい車と関わる機会を与えることです。そして、これはこういった乗り物に十分に値する憧れのまなざしを向けられる際のオーナーたちの誇りと喜びを見るための機会なのです」
80年もしくはそれ以上前のものといった過去の時代の自動車とともに、現在や将来の自動車も展示されていた。Mohammed Al-OtaibiとHussain Al-Qahtaniは2018年のランボルギーニを持ち込み、大いに胸を張ってその先進技術を一握りの熱心なファンに対し宣伝した。「このイベントの目的は、コミュニティの貴重な乗り物を非公式に披露することです。Cars&Coffeeは多くの車をまとめるリヤドのイベントなのです」とAl-Massariは述べた。