



シャムス・エル・ムトワリ
ドバイ:便利でおいしく、家族向けの食体験を提供することで名高い、人気のある日本のレストラン「スシロー」が、長く待たれていたドバイ万博で開店した。
スシロー ドバイ万博店は、料理の品質を他の店舗と同じ水準に保ち、日本からの新鮮な食材を使用していながら、手頃な価格で料理を提供していると断言している。
プロジェクトリーダーを務める小松千鶴氏は、寿司は高級すぎて一般大衆には手が届かなかったという歴史があり、スシローは「おいしい寿司をすべての人に」提供することによりこの歴史に対抗していると説明している。
スシローは、お客さんに魚や食材の味を堪能してもらうために、本格的な日本の寿司を紹介する豊富なメニューを提供している。
小松氏はアラブニュースに、お店に行ったら高級な寿司レストランよりもずっと安価なマグロの刺身を試して、好きなだけたくさん食べてもらいたい、と語った。
店舗には、スタンダードな握り寿司に加え、焼き目をつけたエビにバジルチーズを乗せた寿司のようなユニークなメニューもある。さらに、様々な軍艦巻きや、シンプルなきゅうりとうなぎ、ジャンボ海老フライロール、ドラゴンロールなどの多様な巻物も提供している。
小松氏は日本人として、アラブ首長国連邦(UAE)で広く提供されている寿司と比べてスシローは大きく異なるものの、スシローはそれでもこの地域の市場に合わせたロールを提供していると強調する。
「私は、本物の日本の寿司をUAEに広めたいと強く思っています」、そうすれば「もっとたくさんの人に本物の日本の味をわかってもらえますから」と小松氏はアラブニュース・ジャパンに語った。
スシローは食材のほとんどを日本から持ち込むことで、全体的な食体験に本物という側面を追加している。
スシローの店舗の雰囲気も、全体的な料理の使命と結びつくように慎重に作り上げられた。新鮮さを保つためにベルト上に料理を乗せておく時間を戦略的に調節できる、ハイテクの回転レーンを使用して料理を提供することを選んだ。
また、訪れた客は、壁に掲示されている寿司の調理や下処理の特殊技術の説明書きを見ることもできる。
当初は、訪れる客は主に日本人ばかりだったものの、現在は小松氏が提供する寿司を味わうために、様々な国籍の人たちが列に並んでいる。