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サウジアラビア王国における廃棄物管理システムの実施における体系的な進展

廃棄物管理に関するワークショップの参加者 (ANJP)
廃棄物管理に関するワークショップの参加者 (ANJP)
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06 Dec 2021 10:12:45 GMT9
06 Dec 2021 10:12:45 GMT9

アブドラ・アラシュード

リヤド:サウジアラビア王国の環境の持続性を促進するため、「廃棄物管理」に関するワークショップが11月30日に在サウジアラビア日本大使館で開催された。岩井大使はアラビア語と英語のスピーチを行い、これら廃棄物管理のステップを踏むことでサウジアラビア王国の環境保護及び公衆衛生概念の促進に繋がると述べられた。

同ワークショップには国立廃棄物管理センター(MWAN)のCEO、Dr. Abdullah Alsebaeiも出席した。国立廃棄物管理センターは持続可能な開発目標を達成するために、廃棄物管理における循環経済の原則に基づいて、廃棄物管理活動の組織化と監督、投資の促進、品質の向上を目的として運営されている。

ワークショップにはサウジアラビア投資リサイクル会社(SIRC)のCEO Eng. Ziyad Alshihaも参加した。サウジアラビア投資リサイクル会社では、様々な環境問題へ取り組む廃棄物管理セクターによる、実用的な解決に向けたイノベーションに対し資金を提供している。

また、日本有数の民間シンクタンクである三菱総合研究所(MRI)中東地域事務所代表の遠藤峻(Takashi Endo)氏 や廃棄物管理分野で経験のある日本企業が参加した。

岩井文男大使はアラブニュース・ジャパンの独占取材で「日本政府は、サウジアラビア王国のパートナーとして、デジタル技術を活用することで日本より短い期間でできるであろう、廃棄物管理システムの導入に参加する準備ができています。」と述べた。

また、「そして15年という野心的なスケジュールを設定しているサウジアラビアこそ、目標を施策に落とし込む時に日本型のプロセスを採ってみた方が良いのではないだろうか」とも述べた。

そして、(MWAN)センターのCEOとの別のインタビューでは、「 国立廃棄物管理センターの任務の1つとして、廃棄物管理の見識を広め、このセクターの質を向上させることが重要です。これは、企業、機関、およびその従業員に対し訓練および教育を行い、新しい廃棄物管理システムについてサウジアラビア王国に住むすべての人々に認知してもらうことによって初めて達成されます。」と語った。

様々な環境問題への取り組みに貢献しているSIRCのCEOは、「SIRCは、サウジアラビア王国の革新的な廃棄物リサイクルソリューションを活用し、環境保護を目的とした対策を講じながら、あらゆる種類の廃棄物管理システムへの投資を奨励および刺激することにより循環経済のアプローチを補完するよう取り組んでいます。」と述べた。

三菱総合研究所(MRI)は、日本の廃棄物管理の経験と実績に基づき、サウジアラビアの野心的な目標を達成するために活用できる解決策、日本企業が有する技術及び、解決策や技術をサウジアラビアと日本の2国間協力に基づき導入する方法について提案を行った。

(ANJP)

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