
スタッフライター、ドバイ
日本の池野山にある地中深く埋められた黄金の壕が、ニュートリノ検出機として機能し、科学者達が消えゆく星々を検出し、宇宙の知識を深める手助けとなっている、とBusiness Insider紙が報じた。
スーパーKとして知られるスーパーカミオカンデは、地下1,000メートルに位置し、ニュートリノを保有する。ニュートリノは、宇宙を移動し、物体を簡単に通過する亜原子粒子である。
Business Insider紙によれば、スーパーKは早期警告システムとして機能し、これを通じて粒子を調査及び観察することで、科学者が宇宙のあらゆる出来事を予測することに役立つ。
「超新星があれば、星自体が崩壊してブラックホールになる。」と、インペリアルカレッジロンドンの内田博士はBusiness Insider紙に語った。「これが我々の銀河で起きた場合、スーパーKのようなものは、ニュートリノを見ることができる非常に数少ない装置の1つです。」
また、検出器はニュートリノ粒子を日本全体に発射し、研究者が原子が物質内を移動する際の変化を研究することを支援する。Business Insider紙は、日本の東海にあるT2K実験が地球を295 kmでニュートリノビームを照射し、国の西側にあるスーパーKで拾ったと報告した。
Business Insider紙によれば、これらの宇宙粒子の背後にある科学を研究することは、反物質がどのように姿を消したかを発見することに役立つ。ビッグバンモデルは、物質と反物質が等しく生成されるべきと予測する。
スーパーKは15階建てビルのように建てられており、金属を溶解できる50,000トンの超純水が含まれている。内部には、ニュートリノ粒子を拾うことができるPhoto Multiplier Tube(PMT)と呼ばれる高感度の光検出器である11,000個の金色の電球が並んでいる、とBusiness Insider紙は明かした。
Super-Kがこれらの粒子衝撃波を検出するためには、水が可能な限り純粋でなければならない。Super-Kは、UVライトの照射であらゆるバクテリアを滅殺し、絶えず水を濾過及び再浄化する。
Business Insider紙によれば、より大きいニュートリノ検出器である「ハイパーカミオカンデ」の導入が提起され、早ければ2026年から稼働を開始する。
Super-Kに比べて20倍の大きさ、11,000個より多い99,000個の光検出機を備える、とBusiness Insider紙は報じた。