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レバノン出身のデザイナー、ナダ・デブス氏は、初の寄木細工風レザーコレクション 「New Horizons」を発表した。自然からインスピレーションを得たこのコレクションでは、土、水、火の要素を赤、青、緑のカラーパレットで表現したヴィド・ポッシュ、コースター、レザー・カラフェホルダーなど厳選された小物や装飾品を取り扱っている。

レバノン人デザイナー、ナダ・デブス氏は家具のコレクション「New Horizons」でレバントと日本の技法を融合させている。（提供写真）

「未知の世界に足を踏み入れることを好む人々のために、この新しいコレクションは日常を離れた登山旅行の先に見える地平線や夕日、日の出、どこまでも広がる荘厳な海の風景を表している」と、ナダ・デブス氏はプレスリリースに書いている。

新コレクションの作品では、レザーにエンボス加工された幾何学模様と独特の寄木細工風レザー加工の技術で手彫りされた有機的な曲線が重なり合う。ひとつひとつの作品が、熟練の職人の手作業によって加工され、たとえばアルメニアンレザーの手彫りのような特徴的な手仕事の味わいをうまく取り入れることで、日本のデザインと中東の加工技術を融合した作品に仕上がっている。

「A Sensorial Affair」と呼ばれるもう一つのコレクションは、「プラグイン」と呼ばれる葉巻用灰皿が含まれ、機能と形を超えたミニマリストで適応性、汎用性の高いデザインを求めるコレクターや家具の愛好家、トレンドセッターに魅力を感じさせるものになっている。

レバノン人デザイナー、ナダ・デブス氏の「Sensorial Affair」コレクションに含まれる「プラグイン」葉巻用灰皿は、自然素材と伝統工芸を組み合わせている。（提供写真）

「意図したのは、ソーシャルディスタンスに慣れた世界にコミュニティの感覚を取り戻すこと、有意義で汎用性があり、かつ安全でスタイリッシュなものを生み出すこと」と、デブス氏は言う。

彼女が住んだことのあるレバノン、日本、アメリカ、イギリスの4つの国によって形づくられたブランド独自の美学に忠実に、今回の新コレクションは自然素材と伝統工芸を組み合わせ、日常を豊かにする小物家具や装飾品を提供する。

木や大理石などの自然素材を用い、錫のインレイと真珠色に輝く象嵌細工を施したこのシリーズは、正方形、長方形、円形という3つの主要な形で構成される幾何学的なフォルムが特徴だ。自然な色彩の美しさを生かしたデザインは、若い世代の進化し続けるテイストを取り入れつつ、古くからの伝統工芸とのつながりも保っている。

ニッチなユーザーに向けてデザインされた「プラグイン」シリーズは、フォルムと機能を融合させ、上品さと幾何学的な感覚を表現し、非接触型シェアリングの精神を通して、パーソナルでありながら社会的責任を果たしたつくりとなっている。

パーソナルな側面の表現は、プラグインのセットを好きなようにマッチできるオプションによって顧客に委ねられている。プラグインは6色から選ぶことができ、単体で購入も可能だ。

これらの小物や装飾品は、特にライフスタイルを追求する人たちには理想的なギフトとなるだろう。世界のどこからでも、www.studionadadebs.comから購入可能だ。