
ジェッダ:サウジアラビアの女子サッカー代表が初めての国際試合を勝利で飾り、世界各地で称賛されている。なかでも特筆すべきなのが、サッカー界最大の英雄の1人であるペレ氏だ。
「今日はあなたたちだけでなく、サッカーを愛するすべての人にとって歴史的な日です」。「ペレ」の愛称で知られるブラジルの伝説的なサッカー選手、エディソン・アランティス・ド・ナシメント氏はそうツイートして選手たちをねぎらった。
62歳のドイツ人モニカ・スターブ監督率いる女性版「ファルコンズ」チームは、20日にモルディブで開催された親善試合でセイシェルに2対0で勝利した。
「 @SaudiFF(サウジアラビアサッカー連盟)ならびに、FIFA公式試合に初出場した女子代表チームにおめでとうを言わせてください」とペレ氏はコメントしている。
現在82歳で勲章も受けているペレ氏はツイッターで270万人のフォロワーがおり、ポルトガル語でも同様の祝福コメントを投稿している。そのアカウントには同氏の公式フェイスブックへのリンクが掲載されているが、フェイスブックには950万人以上のフォロワーがいる。
ツイートでは、スポーツ相のアブドルアジーズ・ビン・トゥルキ・アル・ファイサル王子とヤーセル・アル・ミセハルSAFF会長の名前も言及されている。
ペレ氏のツイート
大臣は「伝説的な英雄」のコメントに謝意を表明し、「まさに歴史的な瞬間であり、わが国の女性サッカー選手の明るい未来に向けて、確固たる一歩となりました」と述べた。
そして「あなたの応援がチームの力になることは間違いないでしょう。これからの試合も応援していただければ光栄に思います」とツイートした。
アル・ミセハル会長もペレ氏のツイートに反応し、ワールドカップを3度制した人物からの応援に感謝している。
「サウジサッカー連盟を代表して、私たちに勇気を与えた女子代表チームへの励ましや応援のコメントに感謝いたします。選手たちは、この日を迎えるために休む間もなく活動してきました。あなたは私たちの美しいスポーツを象徴する伝説的な人物であり、人道主義者でもあります。健康と幸運を」
試合前、スターブ監督率いるチームは王国で集中トレーニングを実施し、17日にモルディブ入りした。
2月24日にはホスト国モルディブとの対戦を控えており、集中力を高めている。
SAFFの女子サッカー部門は、今回の2試合で今後にはずみをつけ、ゆくゆくはFIFAの公認を得たいと考えているという。