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異例の準備、一歩前進=マラソンコース決定にも自信―東京五輪

マラソンについて組織委は、大会後にハーフのコースを五輪のレガシーとして活用できるよう、約20キロを2周するコースを提案。(AFP)
マラソンについて組織委は、大会後にハーフのコースを五輪のレガシーとして活用できるよう、約20キロを2周するコースを提案。(AFP)
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20 Dec 2019 03:12:18 GMT9
20 Dec 2019 03:12:18 GMT9

国際オリンピック委員会(IOC)主導で札幌へのマラソン・競歩会場変更が動きだしてから1カ月余り。発着点と日程、スタート時間は決定にこぎ着けた。大会組織委員会と世界陸連の間で協議が難航していたマラソンコースは完全に決まらなかったが、大会直前に異例の会場移転を強いられた中、運営面の準備は一歩進んだ。

マラソンについて組織委は、大会後にハーフのコースを五輪のレガシーとして活用できるよう、約20キロを2周するコースを提案。これに対して世界陸連は、人員配置や給水所などの整備が効率的になるとして、約7キロを6周する案を主張してきた。コースの前半部分は組織委案に同意したが、後半については7キロを3周するコースを主張して譲らない。組織委の森喜朗会長は「日本側の主張で理解が得られるだろう」と決着に自信を示す。世界陸連の担当者が近く札幌入りし、現地を視察した上で最終決定する。

日程面では、世界陸連が望む短期集中開催の意向をくみ、大会終盤の4日間で計5種目を実施。競技エリアの広いマラソンは土日に固めて平日を避け、交通への影響に配慮した。ただ、コーチやトレーナーなどスタッフが少ない国・地域にとっては、大会後半にトラック競技が行われる東京と札幌で選手団が分かれることになる。多少の影響は否めない。

組織委の武藤敏郎事務総長は「札幌に移ることで最大の課題は宿泊だと思うが、現時点では何とか対応できそう」と手応えを話した。今後はマラソンコースの最終決定に加え、最終日の男子マラソン出場者の東京での閉会式参加の可否、IOCとの費用分担の協議が課題になる。

JIJI Press

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